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【芸能・社会】

ポール 47年前の再現 法被で来日

2013年11月10日 紙面から

11年ぶりに来日し、出迎えた大勢のファンに法被姿で手を振る歌手のポール・マッカートニー。左は妻のナンシーさん=関西国際空港で(梅津忠之撮影)(左)(上)1966年6月29日、来日したビートルズは、法被姿でタラップを降りる。左上から、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー。

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 元ビートルズのポール・マッカートニー(71)が9日午後6時、11日に大阪から始まる11年ぶりの日本ツアー公演のため、妻ナンシーさん(53)とチャーター機で関西国際空港に到着した。

 約1000人のファンが待つゲートに、ポールは法被姿で、来日中の20日に誕生日を迎える夫人と手をつなぎながら現れた。「日本公演を行うにあたって47年前に初来日した時に法被を着て飛行機を降り立ったのが話題となって、本人の希望もあってサプライズで着用した」と関係者。黒の襟の法被に昔を懐かしむファンも多かった。

 ポールはいきなりオーラを発した。まずはギターを抱えて演奏するポーズ。ファンの前で深々と一礼したり、ファンの差し出す手にタッチしたり。「ポールと声を掛けたらタッチされたのでびっくり。ずっとあこがれていたので最高です」と畠中秀彰さん(43)=大阪府泉南市、会社員=は、顔を真っ赤にして喜んだ。

 「ポール」「ポール」と絶叫する中、ポールは「オッス」や「コンニチワ」と覚えている日本語でにっこり。普通に歩けば、10秒ちょっとのエレベーターまでの距離をゆっくりとした足取りで、とても71歳とは思えないほど、はつらつとした5分間のファンサービスだった。

 ポールは、ビートルズの一員として1966年に24歳で初来日。ビートルズを脱退して個人の日本ツアーで来日するのは2002年以来4度目となる。

 「アウト・ゼアー」というタイトルで始まった世界ツアー。5月からブラジル、米国など6カ国26公演を成功させ、延べ100万人以上の観客動員を記録した。15日に福岡、18日から東京ドームで3回予定されている公演も全席完売。急きょ11日の公演が追加されるほどの盛況ぶり。世代を超えて幅広いファンから支持されているポールに注目が集まる。(宮脇渉)

  

 

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