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QoS ポリシーを作成および編集する

適用対象: Windows 7, Windows Server 2008 R2

QoS ポリシーを作成または編集するには、グループ ポリシー管理コンソール (GPMC) を使用します。グループ ポリシー オブジェクト (GPO) を編集するときは、グループ ポリシー管理エディターの "コンピューターの構成\ポリシー\Windows の設定" または "ユーザーの構成\ポリシー\Windows の設定" で、QoS ポリシーを見つけることができます。"コンピューターの構成" 内に作成された QoS ポリシーは、ログオンしているユーザーに関係なく、コンピューターに適用されます。"ユーザーの構成" 内に作成された QoS ポリシーは、使用しているコンピューターに関係なく、ユーザー セッションに適用されます。詳細については、Windows Server のグループ ポリシーに関するページ (英語の可能性あり) (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=116313) を参照してください。

新しい QoS ポリシーを作成する場合は、ウィザードのページに従ってポリシーを構成できます。QoS ポリシーを編集する場合は、それらのウィザード ページに対応するタブを使用して設定を変更できます。

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目)

 

項目 詳細

[ポリシー名]

QoS ポリシーを一意に識別するポリシーの名前を入力します。

[SCP 値を指定する]

チェック ボックスをオンにして DSCP マーキングを有効にし、0 ~ 63 の範囲で DSCP 値を入力します。

[スロットル率を指定する]

チェック ボックスをオンにして送信トラフィックに対するスロットルを有効にし、1 よりも大きい値を [KBps] (1 秒あたりのキロバイト数) または [MBps] (1 秒あたりのメガバイト数) のどちらかの単位で指定します。

[アプリケーション名または URL] タブ (ウィザードの 2 ページ目)

 

項目 詳細

[すべてのアプリケーション]

既定値です。[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、アプリケーションに関係なく、送信トラフィックに適用します。

[次の実行可能ファイル名を持つアプリケーションのみ]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、指定したアプリケーションについてのみ、送信トラフィックに適用します。実行可能ファイルの名前には、末尾に拡張子 .exe が付いている必要があります。アプリケーション名の付いたパスを指定できます。また、パスには環境変数を含めることができます。たとえば、%ProgramFiles%\My Application Path\MyApp.exe、c:\program files\my application path\myapp.exe などのように指定します。アプリケーション パスにシンボリック リンクを含めることはできません。

[次の URL に対する要求に応答する HTTP サーバー アプリケーションのみ]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、指定した URL に応答する送信トラフィックに適用します。HTTP および HTTPS の URL がサポートされています。URL にはワイルドカード文字を含めることができ、ホスト名とポート番号を指定できます。トラフィック管理設定を、指定した URL にあるすべてのサブディレクトリとファイルに適用するには、[サブディレクトリやファイルを含める] チェック ボックスをオンにします。

[IP アドレス] タブ (ウィザードの 3 ページ目)

 

項目 詳細

[すべての発信元 IP アドレス]

既定値です。[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、トラフィックの発信元 IP アドレスに関係なく、送信トラフィックに適用します。

[次の発信元 IP アドレスのみ]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、指定した発信元 IP アドレスからの送信トラフィックに適用します。IP アドレスは次の 4 つの形式で指定できます。

  • IPv4 (Internet Protocol version 4) アドレス (1.2.3.4 など)。このアドレスが、リンクローカル スコープの場合や、RFC 1918 で規定されている場合は、プレフィックスの長さ表記を使用する必要があります。

  • ネットワーク プレフィックスの長さ表記を使用した IPv4 アドレス プレフィックス (192.168.1.0/24 など)。

  • IPv6 (Internet Protocol version 6) アドレス (3ffe:ffff::1 など)。このアドレスが、リンクローカル スコープまたはサイトローカル スコープの場合は、プレフィックスの長さ表記を使用する必要があります。

  • IPv6 アドレス プレフィックス (fe80::1234/48 など)。

[すべての宛先 IP アドレス]

既定値です。[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、トラフィックの宛先 IP アドレスに関係なく、送信トラフィックに適用します。

[次の宛先 IP アドレスのみ]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、指定した宛先 IP アドレスを宛先とする送信トラフィックに適用します。IP アドレスは次の 4 つの形式で指定できます。

  • IPv4 アドレス (1.2.3.4 など)。このアドレスが、リンクローカル スコープの場合や、RFC 1918 で規定されている場合は、プレフィックスの長さ表記を使用する必要があります。

  • ネットワーク プレフィックスの長さ表記を使用した IPv4 アドレス プレフィックス (192.168.1.0/24 など)。

  • IPv6 アドレス (3ffe:ffff::1 など)。このアドレスが、リンクローカル スコープまたはサイトローカル スコープの場合は、プレフィックスの長さ表記を使用する必要があります。

  • IPv6 アドレス プレフィックス (fe80::1234/48 など)。

[プロトコルおよびポート] タブ (ウィザードの 4 ページ目)

 

項目 詳細

[この QoS ポリシーを適用するプロトコルを選択してください]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率の適用先として、送信 TCP トラフィック、UDP トラフィック、またはその両方を選択します。

[任意の発信元ポート]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、トラフィックの発信元ポート番号に関係なく、送信トラフィックに適用します。

[次の発信元ポート番号かポートの範囲]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、指定した発信元ポート番号かポートの範囲を持つトラフィックにのみ適用します。1 ~ 65535 のポート番号またはポートの範囲を、"下位:上位" の形式で入力できます。下位と上位は、ポート範囲の下限と上限を表します (上位および下位の数値を含みます)。上位と下位にはそれぞれ 1 ~ 65535 の範囲の数値を指定する必要があります。コロン (:) と数値との間に空白は入れません。

[任意の宛先ポート]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、トラフィックの宛先ポート番号に関係なく、送信トラフィックに適用します。

[次の宛先ポート番号かポートの範囲]

[ポリシーのプロファイル] タブ (ウィザードの 1 ページ目) で指定した DSCP 値とスロットル率を、指定した宛先ポート番号かポートの範囲を持つトラフィックにのみ適用します。1 ~ 65535 のポート番号またはポートの範囲を、"下位:上位" の形式で入力できます。下位と上位は、ポート範囲の下限と上限を表します (上位および下位の数値を含みます)。上位と下位にはそれぞれ 1 ~ 65535 の範囲の数値を指定する必要があります。コロン (:) と数値との間に空白は入れません。

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