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更新日:2013年1月15日
もう十数年前になりますが、私が修学旅行で東京に行った際、「愛媛県では蛇口からポンジュースが出るそうですね」と言われました。
昭和50年代頃より全国各地から人が集まる大学などでお互いのお国自慢をする中で愛媛県人が「愛媛県の家庭では蛇口からポンジュースが出るんよ!」といった冗談話をしていたようで、また、ジュース工場の大きな果汁タンクについている蛇口のようなコックがテレビに映し出されたこともあり、これらのことからいつしか都市伝説としてポンジュース蛇口が広がったように思います。
また、5年か6年前くらいから、会社にポンジュース蛇口についての問い合わせが寄せられるようになりました。そこで、この都市伝説を再現しようとなり、平成19年11月にポンジュース蛇口を完成させました。
今の家庭では水とお湯の2つの蛇口があると思うのですが、家庭の蛇口からポンジュースが出てくるという伝説を再現しようとしたときに、ポンジュースの蛇口を真ん中に加えて3つの蛇口になったわけです。
毎月第3日曜日の10時から14時まで松山空港2階の出発ロビーにポンジュース蛇口を設置しています(平成23年度現在)。無料でポンジュース蛇口を体験できるとあって、愛媛県に観光で来られた方や県内の方に大変ご好評をいただいています。
愛媛県の都市伝説をそのまま形にしたのがポンジュース蛇口ですので、基本的には愛媛県のみで体験していただきたいと考えています。
ただ、この3月に発生した東日本大震災によりご苦労されている被災者の皆さんを少しでも励ますことができればと、県外不出の掟を破り、愛媛県のご協力をいただき、7月から10月にかけて宮城県内で開催されたイベントでポンジュース蛇口を設置し、あわせて紙パックのジュースを配布し大変喜んでいただきました。
そのようなことはないですね(笑)。安全・衛生の確保などの点からこの都市伝説はさすがに実現できませんね。
ただ、愛媛県内の小学校では学校給食でみかん・いよかん混合ジュースが出されています。子供の頃から100%ジュースの美味しさに触れ、また、ビタミンCやβ-クリプトキサンチンなど体にやさしい成分を知らず知らずのうちに摂っているんです。
ポンジュースの名付け親は、当時の愛媛県知事の久松定武氏です。1952年の発売当時、「ニッポンイチ」のジュースになるようにとの願いを込めてつけられました。
果汁100%のポンジュースを発売し、今年で42年目を迎えます。
愛媛県と言えばポンジュースと言われるくらい知名度は高く、全国の皆さんに親しまれる商品となりました。今ではお菓子やアイス、お酒などいろいろなコラボ商品も誕生しています。
これからもポンジュース誕生当時の気持ちを忘れず、安全・安心な商品の提供に努めて参りますので、引き続きご愛顧のほどお願い致します。
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