サブカテゴリー

PR:

鳥栖市「とっとちゃん」GP辞退濃厚 とんだエロゆるキャラ

佐賀・鳥栖のゆるキャラ「とっとちゃん」
佐賀・鳥栖のゆるキャラ「とっとちゃん」
Photo By スポニチ

 佐賀県鳥栖市のイメージキャラクター「とっとちゃん」が、深夜ラジオ番組で卑わいな言葉を発したとして苦情が寄せられ、活動を自粛していることが9日、分かった。今月24日に結果発表を控える「ゆるキャラグランプリ2013」にもエントリーしているが、辞退が濃厚。ゆるキャラの、思わぬエロキャラが裏目に出てしまった?

 とっとちゃんが出演したのは、先月23日午前1時からのニッポン放送「オールナイトニッポン」。漫画「モテキ」の作者久保ミツロウさん(38)と、エッセイスト能町みね子さん(34)がパーソナリティーを務め、とっとちゃんは、ゆるキャラ評論家の犬山秋彦氏とともにゲストで招かれた。

 登場直後、犬山氏が「鳥栖の観光協会からも許可を取った。下ネタガンガン言ってください、って」と“ゴーサイン”を出した。リスナーが要望したゆるキャラを、パーソナリティーがイラスト化する「勝手にゆるキャラ製作委員会」のコーナーに入ると、とっとちゃんがエロキャラを見せ始めた。「女性器のゆるキャラを作って」との要望をめぐり、久保さんと能町さんが意見交換中、「男性器すごいとっと」「ワレメとっと」などと会話に割り込んだ。

 また、パーソナリティーが「アナル」と発すると、発音をめぐって「アナルじゃないとっと」と訂正。さらに「チツって言い過ぎとっと」など暴走は収まらず、久保さんと能町さんも「ゆるキャラって“性にゆるい”キャラクターなの?」とあきれたほどだった。

 放送後、市や関係各所に市民から「不適切ではないのか」などの苦情が殺到。事態を重く見た市は活動自粛を決定。10日に予定したJ1鳥栖―磐田戦の応援など、イベント参加も当面取りやめる。

 とっとちゃんは鳥栖市の鳥メジロをモチーフにした緑色のキャラクター。市制50周年記念として04年に誕生。鳥栖の応援でベアスタにも度々現れ、地元サッカーファンの間で人気が高い。

 声の主は、米俳優レオナルド・ディカプリオ(38)の吹き替えや、アニメ「ルパン三世」の石川五エ門の3代目声優で知られる浪川大輔(37)。鳥栖観光コンベンション協会が委託した会社が浪川の声を集めてパソコンで合成し、下ネタ発言も同様の方法で対応していた。市の総合政策課は「話す内容をコントロールできなかったことを反省している」としており、事実関係を調査して対応を決める。

 ≪グッズ販売も停止≫活動自粛の影響は各方面に広がっている。市が今月2〜4日に開催した市民文化祭では関連グッズが販売予定だったが、取りやめに。約3年前から市の許可を得てイラスト入りタオルを販売し、文化祭でも出品予定だったNPO法人「とす市民活動ネットワーク」の女性スタッフは「普段は県外からも買いに来る人がいるのに残念です」と言葉少なに話した。

[ 2013年11月10日 06:00 ]

Webtools & Bookmarks

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング

        ※集計期間:

        » 続き

        【楽天】オススメアイテム
        クイックアクセス
        スペシャルコンテンツ