浅田真央に審判メロメロ/フィギュア
<フィギュアスケート:GPシリーズ第1戦スケートアメリカ>◇19日◇米デトロイト
GP初戦を迎えた浅田真央(23=中京大)が、「7年分の成長」を刻み込んだ。06-07年以来7季ぶりにショパン作曲「ノクターン」で滑った女子SPは、73・18点で首位発進。表現力などを示す演技構成点で自己最高の34・33点とし、来年2月にソチ五輪が控える今季へ明るい材料となった。
2度うなずいた。白い歯ものぞく。滑り終えた後の歓喜のしぐさは、1つの希望がかなった証しだった。
振付師のニコル氏と、シーズン前に誓い合っていた。7季前も振り付けてもらった恩師。「前とは全然違ったものを表現できる。レベルアップしたノクターンを見せようね」。浅田は16歳の少女から23歳の大人の女性になった。「ジャンプだけでなく、表現でも成長できている自分を見せたい」。そう願っていた。
16歳はピアノのメロディーに合わせてステップを踏んでいただけ。23歳は、加えてテーマの「初恋」のイメージを作り出すための選曲だった。上半身、特に腕を優雅に、余韻を残すようにくねらせる。佐藤コーチに師事し、3季かけて基礎から磨いたスケート技術が、全身を使った表現力を支える。曲の解釈などで点を稼ぎ、演技構成点は自己最高。「想像ですけど」と言いながら描く「初恋」は、審判の心を揺り動かした。
今季は、審判への見栄えにも細心の注意を払う。この日の衣装は淡い藤色だったが、決めたのは当日の朝だった。紫とピンクの1着も持参。どちらが評判が良いかを探るためだった。今後の大会では後者を着て「勝負服」を決める計画もある。通常、予備で2着を用意することはあるが、シーズン中にメーンを決めずに「両遣い」するのは珍しい。ソチで頂点に立つため、緻密に戦略を練る。
もちろん、代名詞のジャンプがあってこその「うなずき」でもある。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は右足の着氷と同時に左足が氷に触れたが、こらえきった。失敗が多く、佐藤コーチから「スピードを出しなさい」と言われていたのは昨季まで。速さは意識せずにすでに速く、「練習での確率もいいので、練習通りやること」で落ち着きを得る。そして、「決まると乗ってくる」からこそ、表現面にも気持ちが乗れた。
毎年10月下旬に開催されるGP開幕戦は過去3戦で優勝はない。シーズン後半に調子を上げていくタイプだった。「GP初戦はあまり良い演技をしたことはないんですけど、まずまずの演技ができて、いいスタートが切れたんじゃないかな」。オフを短くし、仕上げを早くしてきた成果が実る「収穫の秋」。表現力という果実をもぎ取った23歳に、もうスロースターターの言葉は似合わない。【阿部健吾】
◆演技構成点 5つの要素で構成される得点。(1)スケーティング技術(2)要素のつなぎ(3)動作(4)振り付けと構成(5)曲の解釈で、0・25点刻みの各10点満点。女子ではSPは0・8倍、フリーは1・6倍して演技構成点として算出される。この得点とジャンプ、ステップ、スピンなどの技術点を合わせたものが各演技の合計得点になる。
[2013年10月21日9時16分 紙面から]
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