2013.11.10 04:01

「男性器」など連発…とっとちゃんエロ発言で活動自粛

佐賀県鳥栖(とす)市のユルキャラ「とっとちゃん」

佐賀県鳥栖(とす)市のユルキャラ「とっとちゃん」【拡大】

 佐賀県鳥栖市の公式ゆるキャラ「とっとちゃん」がラジオの深夜番組に出演した際、わいせつな発言を繰り返し、活動を自粛していることが9日、分かった。

 とっとちゃんが出演したのは、10月23日未明のニッポン放送(東京)の生放送番組。鳥栖観光コンベンション協会が委託した会社がパソコンを使って発言したが、その際に「男性器」など性的な言葉を連発したという。視聴者らから鳥栖市に数十件の苦情が相次いだほか、インターネット上でもとっとちゃんの発言が話題になっていた。

 とっとちゃんは鳥栖市の鳥、メジロをモデルに2004年に市制50周年を記念して誕生。サッカーJ1サガン鳥栖のホームゲームなどにも登場していたが、10日のジュビロ磐田戦(ベストアメニティスタジアム)への参加を見送る。さらに、鳥栖市が今月2-4日に開催した市民文化祭では関連グッズが販売される予定だったが、取りやめになるなど活動自粛の影響は各方面に広がっている。

 市総合政策課は「話す内容をコントロールできなかったことを反省している。廃止にはしたくないが、事実関係を調査した上で今後の対応を決める」としている。

★かつて「まんべくん」も…

 ゆるキャラの“問題発言”としては、2011年8月に北海道長万部町公認の「まんべくん」がツイッターで、第2次世界大戦に関連した発言をして苦情が殺到。町はツイッターを運用していた会社に対し、ツイッターの停止を決めたことがある。まんべくんは現在も同町のイメージキャラクターを務めている。

(紙面から)