- [PR]
できごと
「スポーツ祭典」くすぶる橋下氏との”因縁” WMG関西招致内定、10日調印式
これに対し、大阪府市の両首長は終始冷ややかな姿勢で、準備委への参加自体を固辞した。「何億円も払って誘致するものではない」。今月7日、橋下市長が語れば、松井知事は関西開催が内定した8日、「(会場の貸与など)協力はしますけど、お金は出しませんよ」と突き放した。
2人が二の足を踏む最大の理由は、言葉通り資金面の問題だ。両首長には「大会の収支計画が不明確」という疑念がある。
兵庫知事は「メリットある」
広域連合によると、大会の総事業費は約28億円。費用負担の割合はまだ定まっていないが、仮に広域連合と経済界が総事業費を折半し、広域連合分を加盟11自治体で均等に割るなら、大阪府と大阪市にはそれぞれ約1億2700万円の支出が求められる。
準備委発足前の8月末、橋下市長は広域連合の会合で「これだけの金額を積んでこの(WMGという)商品を買うべきでない」と主張。井戸知事が「大阪にも絶対にメリットがある」となだめたが、「招致は拙速だ」と譲らなかった。市長には、同月行われたイタリア・トリノ大会で、予定参加者5万人に対し参加者数が1万9千人にとどまったことが念頭にあった。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]