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島倉千代子さん、青物横丁駅に流れる「人生いろいろ」に感謝の手紙

 8日死去した歌手・島倉千代子さんの代表曲「人生いろいろ」は、2008年から京浜急行電鉄青物横丁駅(東京都品川区)の電車接近メロディーに採用されている。採用の翌年、島倉さんは駅を突然訪問。ホームでメロディーに耳を傾け「胸がキュンとして鳥肌が立ちました」との感謝の手紙を同社に送っていたという。

 「あのう…私、島倉千代子と申します…」。2009年1月22日、青物横丁駅の改札口に突然現れたのは当時70歳の国民的歌手だった。そして駅員に告げた。「『人生いろいろ』を一度聴いてみたくて…」

 08年7月、京急は主要20駅のホームで流す電車接近時の電子メロディーを、それぞれご当地にちなんだ曲にする「駅メロディ」プロジェクトを行い、沿線住民から候補曲を募集。計2177通が寄せられた。島倉さんが生まれ育った地元・青物横丁駅では「人生いろいろ」を求める声が多数あり、社内での協議の末に採用。同年11月から駅のホームに流れ始めた。

 約2か月後、駅に姿を見せた島倉さんはホームで実際のメロディーを聴くことを希望し、下りホームで駅係員とともに耳を澄ませた。感激した様子の島倉さんから後日、同社に一通の手紙が届いたという。

 「北品川で生まれた私の子供の頃の思い出がいっぱい詰まった青物横丁。胸がキュンとしました。1番ホームで聞こえてきた『人生いろいろ』。鳥肌が立ちましたね。ありがとうございました」

 直筆で感謝の思いがつづられていた。

 当時、鉄道本部職員として「駅メロディ」プロジェクトに携わった総務部広報課の飯島学さん(38)は、故人を悼みながら「『人生いろいろ』は、これからもずっと青物横丁駅のホームに流させていただければと思います」と話している。

 平日に青物横丁駅に到着する列車は約480本。もう生の歌声を聴くことはできないが、あの親しみやすいメロディーはこれからも毎日480回、地元住民の耳に、心に響き続ける。

(2013年11月9日06時02分  スポーツ報知)

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