「走る僧侶」と呼ばれているテドゥン寺(慶尚北道亀尾市)の住職・真悟師(50)が韓日友好増進のために東日本地域1000キロを走る。
真悟師は8日、東京・千代田区の皇居外苑を出発、宮城県石巻市までを国道・地方道に沿って走り戻ってくる18泊19日の「ウルトラマラソン」に挑戦する。真悟師は毎日50-60キロを走り、道中で福島原発事故の被災地域を訪問するほか、仙台市では2011年3月に発生した東日本大地震の犠牲者のための供養を行う。真悟師の考えに賛同した韓国人ランナー5人と日本人ランナー1人が一緒に走る。支援者から1キロごとに100ウォン(約9円)ずつ寄付を募り、被災地復興のために寄付するとのことだ。
移住労働者支援団体「夢をかなえる人々」の代表も務めている真悟師は、これまで外国人労働者・結婚移住者の支援やベトナムの学校にトイレを贈る活動のため、数百キロを何度も走っている。真悟師は「日本の言動に腹が立つこともあるが、共生共存が必要な隣国で、遠ざかることはできない。両国のより良い未来を祈る気持ちで日本を走り、日本人と語り合いたい」と述べた。