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オマーン 迷子のウミガメが続出11月9日 5時1分
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アラビア海に面した中東のオマーンは世界最大級のウミガメの産卵場所で、この時期、子ガメが続々とふ化していますが、都市化の進展に伴い、海辺の近くの人工的な明かりに引き寄せられて迷子になる子ガメが続出し、新たな問題になっています。
オマーンは毎年、アオウミガメだけでおよそ2万匹ものカメが訪れる世界最大級の産卵場所で、絶滅が心配される希少な生物であるウミガメにとって楽園とも言われています。
この時期は、子ガメが続々とふ化し、早朝、海へと一斉に進んでいく光景が見られます。
しかし、都市化の進展に伴い、海辺の近くにも集落が迫り、人工的な明かりに引き寄せられて迷子になる子ガメが急増し、海にたどり着かずに命を落とす子ガメも続出しています。
問題を受けて、自然保護区のスタッフが集落の子どもたちに協力を呼びかけ、住宅街に迷い込んだ子ガメを探してもらう取り組みが始まっています。
午後6時、日没になると、明かりを手にした子どもたちが住宅の間の脇道などで迷っている子ガメたちを見つけては集めていて、ひと晩だけで合わせて2000匹もの子ガメが助けられることもあります。
活動に参加している少年は「カメが海に帰る手助けができてうれしいです」と話していて、子どもたちによる子ガメの小さな命を守ろうとする取り組みが続いています。
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