特定秘密保護法案:自民・中谷氏、修正協議に柔軟対応姿勢
毎日新聞 2013年11月09日 12時14分
自民党の中谷元・元防衛庁長官は9日午前のTBS番組で、国家機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案について「修正が必要なら各党と協議し、少しでも多くの政党の理解をいただき成立させたい」と述べ、野党との法案修正協議に柔軟に対応する姿勢を示した。中谷氏は同法案を審議する衆院国家安全保障特別委員会の与党筆頭理事を務めている。
番組では、公明党の斉藤鉄夫幹事長代行も「野党の大多数は秘密保護法制が必要ということでは一致している。幅広い合意が可能だ」と語り、野党の意向をくんだ修正は可能との認識を示した。
民主党の桜井充政調会長は「(民主党政権下で)我々が考えていたものと、全く違うものが出てきた」と指摘。維新の松野頼久国会議員団幹事長は「相当修正を加えないと賛成できない」と与党側に大幅な修正を要求した。【木下訓明、阿部亮介】