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ページ更新時間:2013年11月7日(木) 10時41分

米高官「アベノミクスとTPPの目指す方向性が一致」


 アメリカ通商代表部の高官は6日、アベノミクスの3本目の矢である成長戦略はTPPの目指すものと方向性が一致していると述べ交渉の加速に意欲を示しました。

 「(TPP交渉の非関税分野の議論は)ほとんどすべて安倍首相の3本目の矢の構造改革プログラムに入っている」(米通商代表部 カトラー次席代表代行)

 カトラー氏はこのように述べ、アベノミクスの3本目の矢である「成長戦略」に謳われている規制緩和や透明性の確保などについて、「TPP交渉のうち1つの焦点となっている非関税分野で、アメリカが目指すゴールと方向性が完全に一致している」と強調し、日米協議の進展に期待をにじませました。

 その一方で、農産品の関税や自動車分野の車検や流通システムといった非関税分野など、日米で未だに合意に至っていない分野の交渉は非常に厳しいやり取りが続いていると認めた上で、当初の目標である年内妥結を目指して最大限の努力を続ける方針を強調しました。(07日06:26)