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町存続に危機感 宮本富岡町長が日本記者クラブで会見

富岡町の現状などについて語る宮本町長
富岡町の現状などについて語る宮本町長

 富岡町の宮本皓一町長は7日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見した。政府や自民党幹部から「帰還できない地域を明確化すべき」との趣旨の発言が相次いでいることに「戸惑っているところもある」と述べた。一方、住民意向調査で「帰還する」との回答が1年前の約16%から約12%に低下しているとして、町の存続に強い危機感を示した。
 双葉郡の今後については「住民が帰ってこない町村が合併する方向も考えざるを得ないのではないか。ただ、各町村で借金もある。(実現は)難しいかもしれない」との見方を示した。
 町内に立地する東京電力福島第二原発については「これだけ避難させられ、(再稼働について)住民の同意は得られない。廃炉にしてほしいと思っている」と訴えた。さらに、全国の他の原発についても「安全が本当に担保され、各地域で容認するならば再稼働があるのだろうが、私は再稼働してほしくない」と述べた。
 震災から2年7カ月を迎えて双葉郡各首長を招くシリーズ企画で、5日の馬場有浪江町長に次ぎ2人目。

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