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福島県産使う飲料 発売相次ぐ11月9日 12時7分
原発事故で今も風評被害を受けている福島県の農家を支援しようと、大手メーカーの間で全国で販売するジュースやアルコール飲料に福島県産の農作物を使う動きが相次いでいます。
このうち食品メーカーの「カゴメ」は、今月下旬から福島県産のトマトだけを使ったトマトジュースの販売を始めます。
このメーカーは、原発事故のあと福島県産のトマトを使うのを中止していましたが、2年がかりで安全性を確認し、放射性物質の検査機器を導入することなどでチェック体制を整えたとして使用を再開しました。
メーカーは、「福島の復興を支援したい」という消費者の声に応えるためだとしており、商品のラベルでも「福島県産」を強調しています。
一方、「キリンビール」は、今月から新たに発売したアルコール飲料に福島県内で収穫された梨の果汁を使っています。
こちらも「福島県産」がパッケージで強調されていて、キリンビールマーケティング部の山崎勝弘さんは「福島県の梨のおいしさを全国の消費者にアピールすることで地元経済に貢献したい」と話していました。
この商品は年内に限って販売されますが、売れ行きがよければ来年も続けるということで、大手メーカーの間で福島県産の農作物を使う動きが相次いでいます。
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