阪神・掛布ＤＣ熱弁！中谷を「４番」に育てる！！

宿舎の中庭で取材に応じる阪神・掛布ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター（撮影・鳥越瑞絵）【拡大】

　かつての主砲は、激闘の日々を回想した。猛虎の主軸に君臨した掛布ＤＣの話は、自然と虎の将来像に及んだ。理想の４番とは。期待を込め、１人の若虎の名を口にした。

　「藤浪というエース候補がいるから、あとは４番。（エースと４番が）はっきり見えるチームになればいいね。中谷は若い時から４番候補と言われているから」

　４番の不在。今季は新井良、マートン、鳥谷が座ったが、近年は固定されないままだ。軸となる打者の育成は、掛布ＤＣの大きな仕事。若虎に期待を寄せた。

　「新井のお兄ちゃんが４番に入ればベストと、今も思うけど。肩のこと（故障）もあるし、もろさもあるよね。すごくまじめだから全部受け止めすぎて、外れちゃった」

　新井の復活も願う。人気球団の「４番」の重圧も十分に知っている。すべて踏まえた上で、強調したのが中谷だ。今季はウエスタンで打率・２０１、２本塁打に終わったが、その身体能力には明るい未来を感じる。

　「時間がかかっても諦めずにやりたい。あと１、２年は外国人の力を借りないといけないだろうけど、その後は…」

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