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「あんぽ柿」復活へ奮闘 東京で12月、児童が魅力発表

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「あんぽ柿」の産地復活と風評払拭を後押しするため、練習に励む児童たち=7日午前、伊達市梁川町・五十沢小
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東京電力福島第1原発事故のため加工自粛が続き、3年ぶりに一部地域で生産を再開する「あんぽ柿」。産地復活などを後押ししようと、あんぽ柿発祥の地、伊達市梁川町五十沢(いさざわ)地区の五十沢小の全児童38人は、12月23日に東京国際フォーラムで開かれる「ふくしま大交流フェア」であんぽ柿の魅力をアピールする。
「五十沢のあんぽ柿は地域の人々の夢であり、僕たち、私たちの誇りです」。地域住民向けの発表を今月10日に控え、7日も熱のこもった練習が行われた。
あんぽ柿は約90年前に同地区で誕生。原発事故後の2年間は生産できず、地域の活気が失われつつあった。児童は4月から学校を挙げあんぽ柿を中心とした地域の魅力を調べ始めた。
講師役は地元農家。柿の種類や生育過程、あんぽ柿の伝統的な加工技術、歴史などを学習。農家にアンケートも行い、生産を断念した人の悲しみ、生産再開の喜びの声などをまとめた。
(2013年11月8日 福島民友トピックス)
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