7月 11日 No.38 |
◆道高教組・35校に9条の会 ◆道高教組・35校に9条の会 ■9条ミニのぼり2000本普及、署名も報告体制で推進 道高教組は、機関会議で、すべての分会に「職場9条の会」を結成しようと討議決定。6月27日現在35分会に組合に加盟していない教員も含めて「9条の会」が結成されました。高教組の各支部は、”憲法・教育基本法改悪許すな”3.26大集会(1万人参加)参加者が集会の模様を感慨をこめて報告、これが「9条の会」の運動に弾みをつけています。また、教職員1人1人が自らの思いや決意をこめて机上に立てる「9条ミニのぼり」を普及し、現在2000を超えました。署名の取り組みでも全教職員の8割、PTAの5割を目標に報告体制もとって推進しています。 ◆和歌山・「県民の会」第2回運営委員会 6月16日、高校会館で「憲法九条を守るわかやま県民の会」は第2回運営委員会を開催し、各労組や民主団体の9条を守るとり組みの交流が行われました。 会議では、地域の九条の会が8郡市でほぼ結成され、今後、町村や中学校区単位まで広げていく必要があること、労組や民主団体での運動をいっそう強める上で網の目の学習や、各団体が掲げている要求や課題と憲法運動の結合が大切なこと、地域の運動と労組、民主団体との共同の必要性等が強調されました。また、今すすめている意見広告ポスターの運動を成功させるためにいっそうとり組みを強めるとともに、期限も1ヶ月のばして7月末日にすることが確認されました。 ◆山梨共同センターが全県交流会 山梨共同センターは6月22日、憲法9条の改悪に反対し、憲法をまもるために県民過半数署名の達成をめざして、全県の交流会を開催しました。山梨では20を超える地域と職場で「会」が作られました。 改憲が期限を切ったたたかいであり、日本の行方がかかる重大性から見て急速な広がりと勢いをつくり出す意思統一をはかりました。交流集会で確認した、当面する取り組みは以下のとおり。 1.2006年末までに憲法改悪反対の住民過半数署名を達成させましょう。 2.急いで署名推進を助け合える組織をつくり交流と激励を広げましょう。 3.過半数署名への決意を広げ、地域と職場に「9条の会」をつくりましょう。 4.護憲の輪を広げ自治体やあらゆる団体の協力と協賛の取り組みをよびかけましょう。 5.憲法を学び合い 平和を語る集いを無数に開きましょう。 6.毎月の9日を宣伝と署名統一行動として一人から二人から署名をはじめましょう。 7.終戦記念日の8.15に「9条守れ」「9.10講演会成功」の全県駅頭・地域の 宣伝・署名行動をおこないましょう。 8.9月10日の「9条の会」山梨講演会を必ず成功させましょう。 ◆兵庫で多彩な「9条の会」づくり ■西播労働者9条の会結成 西播労連が中心となって、6月25日「西播労働者9条の会」が結成されました。結成にむけ「よびかけ文書・加入申込書」などを準備して、訪問活動をすすめてきました。この日姫路総合法律事務所の土居由佳弁護士を講師に、憲法Q&Aもつくってもらい、質疑応答も活発でした。今後、西播地域全体であらゆる傾向の労働組合を訪問し、よびかけることにしています。また加入もゆるやかにし、個人でも団体でも入れるよう工夫し、行動も”ゆるやか”を基本に据えると語っています。 ■「9条の会・かわにし」準備会 「川西でも9条の会の結成を」と願う人たちでこのほど「9条の会・かわにし」準備会を結成しました。 呼びかけ人も、梅本哲朗(元府立高校校長)、瓜谷修治(ジャーナリスト)、河井喜代子(染色作家)、澤山輝彦(日本画家)、龍野文男(税理士)、平田信活(岡本寺住職)、松岡正章(弁護士・甲南大学名誉教授・姫路獨協大学教授)、前野育三(関西学院大学教授)、山口慶四郎(大阪外国語大学名誉教授)とさまざまな分野の方々です。 運動もユニークで、名刺大で、裏表に簡単な賛同が出来るような体裁を気軽に市民にわたしていく方法がとられています。 ■九条の会 たかさご 準備会 たかさご準備会は水田全一(住職)、宮先一勝(行政書士)、西本好道(東播センター合唱団)の各氏がよびかけ人となって、4月以来毎月高砂市立中央公民館で学習集会を開いています。6月23日には第3回を開き、少し増えて20人が集まりました。 「憲法というものをどのようなものとして考えたらよいのか」で、いろいろ議論して「国民を拘束するものではなく、政府や権力に対して国民の側の権利を保障するものである」と確認することができました。 ただ憲法成立のときいらい、「与えてくれたもの」とか「贈りものである」というとらえ方にとどまり、ひとりひとりが、自分の力でかちとった権利、それを自分のものとして行使することが弱い、ということがわかってきました。 次回は7月28日に集まります。高砂は憲法学者・美濃部亮吉さんのふるさと。美濃部父子文庫の目録を個人の力で出版した、よびかけ人の宮先さんに講演してもらいます。こうしてひとまわり、ふたまわりも大きくして学習と行動をしていくなかで、「九条の会 たかさご」を誕生させる予定です。 ◆東京「井の頭沿線九条の会」 杉並区には10の地域に「九条の会」が出来てきています。その内の一つ「井の頭沿線九条の会」の活動を紹介します。 渋谷と吉祥寺を結ぶ京王井の頭線の杉並区内には、久我山、浜田山、西永福、永福町駅などがあり、「井の頭沿線九条の会」は、その名前のとおりこの地域で活動する会です。 「井の頭沿線九条の会」は、昨年10月に42名で立ち上げ、その後、永福で3回、浜田山で3回の学習会をひらいてきました。また、「杉並九条の会」の澤地久枝さんを迎えた講演会に参加し、舞台に14名が並んで九条を読み、挨拶しました。 6月12日には「いまなぜ憲法を変えようとするのか?」と題して、金子勝氏(立正大学教授・憲法学)の講演会をひらきました。延べ2000枚のビラを手渡し、地域に配布しました。当日の参加は45名で、先生のお話はわかり易く、楽しく質問も活発でした。 また、メゾソプラノ歌手ChenXi(チェンシー)さんの「鳥の歌」(カタロニア民謡)もすばらしく、はじめて参加したAさんは「九条の大切さがよくわかった。友人を連れてくれば良かった」と言っていました。7月は「杉並九条の会」で行う映画「日本国憲法」の上映運動に取り組み、9月には「集い」を開きたいと話し合っています。 ◆大阪・御堂筋をリレー行進 世界女性会議 国際女性デーの3月8日から平和のキルトをつなぎ合わせながらリレー行進してきた「世界女性行進」が、日本では、7月2日、大阪御堂筋でおこなわれました。 世界女性行進は、2000年につづいて2回目ですが、「おおさか女性行進」は、2000年以後、毎年かかさずおこなわれてきました。 どの団体も凝った手製のタペストリーを手に、平和うちわや9の字グッズなど、600人のあでやかなパレードが御堂筋の緑に映えました。「大阪の女性は9条を守り抜きます」の心意気。次の韓国へ平和のキルトをリレーしました。 ■ゆかた姿で「憲法音頭」 サトーハチローが作詞した憲法音頭を復活させようと、自治労連婦人部がテープをとりよせました。「女性行進」では、浴衣姿で、御堂筋を踊りながらパレードし、注目をあびました。また、「うたごえ9条の会」は行進後、ナンバ高島屋前で宣伝行動をおこないました。建交労は、車にパネルをつけるなどで憲法改悪反対を訴えています。建交労の北河内・東大阪を中心とする中央東ブロックは、昨年の7月から、毎月第1土曜日を宣伝行動日として、メンバーの半数は必ず参加。駅頭や鶴見緑地で、シール投票をしてもらって対話へ。「いまは目に見え、耳に聞こえるとりくみがいる。教育基本法問題もくわえていこうと思っています。25条も大切。団結の要は憲法です」とのこと。 短信・ホットライン ■10月大会で憲法見解表明へ/連 合/「政治方針」踏まえた内容か 連合は10月に開く大会にむけ、日本国憲法についての基本的な見解をまとめることになった。焦点の第九条(戦争放棄と戦力の不保持)に関しては、現行の連合の政治方針(条件付きで自衛隊を容認)を踏まえた内容になるのではないか、とみられている。 これまで連合は、三役会議で憲法を含む国の基本問題を論議してきた。3回目の集中論議を行った6月11日の三役会議では、憲法について連合の統一見解をまとめる方向でほぼ一致したという。連合内には改憲から護憲までさまざまな意見があり、一本化は困難と見られていた。しかし、次期国政選挙では憲法問題が焦点になる可能性が高く、その際に連合として何もいえない状態では選挙をたたかえないという問題意識である。 三役会議メンバーの1人は「第九条第二項については自衛隊を明記して自衛のための手段に限定すべきであるという解釈が連合内で主流を占めている。まったく一行たりとも書き換えてはならないという護憲論は3回の論議を通じてなくなった」と語っている。 憲法をめぐる両極の意見を排し、構成組織の大方の中心的意見のところで連合の立場を明らかにする方向になりそうだという。現在、連合の政治方針は専守防衛とシビリアンコントロールを前提に自衛隊を容認しており、基本的にはこの線でまとめることが想定される。ただ、自治労など自衛隊を容認することに批判的な組合もあり、すんなりと連合見解がまとまるかどうかは不確定だ。「連合通信・隔日版」 ■九条の会「有明講演会」8千人超す----残席はあと僅か、至急申込を! ●日 時 7月30日(土) 12:00 開場/13:30開会/16:00閉会 ●会 場 有明コロシアム(江東区有明2丁目/有明テニスの森) (交通) ゆりかもめ「有明駅」、りんかい線「国際展示場駅」各5分 ●主 催 「九条の会」 ●講 演 井上ひさし 大江健三郎 奥平 康弘 小田 実 鶴見 俊輔 三木 睦子 ●参 加 費 1,000円 ●申込方法 @返信用封筒に80円切手を貼り、封書で事務局へ郵送。 A申込は1人1通(参加券1枚)に限定。 B先着1万人までに「参加券」と「案内」を事務局から返送。 ●申 込 先 九条の会・有明講演会係 〒101-0065 千代田区西神田2-5-7 神田中央ビル303 ●当日入場 13時30分までに参加券と参加費1000円を持参の上、入場。 ただし、開場の1時30分後は、参加券は無効になります。 |