今晩(2013年5月4日)配信した「メルマガ金原No.1345」を転載します。
第1回「憲法9条を守り生かそう
わかやまアピール行進」実施
もともと2007年以来、JR和歌山駅前においては、「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」の呼びかけによる憲法9条「改正」に反対する県民大署名運動の一環としての統一街頭署名行動が、毎年取り組まれてきていました。
そして、施行から66年目の今年、日本国憲法に最大の危機が訪れているという切迫した状況の中、署名活動に加え、デモ行進によって「9条を守り抜く」という決意を強くアピールすることを「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」が呼びかけたという次第です。
「弁護士の会」から県下の「9条の会」や平和団体に参加を呼びかけるとともに、4月28日(政府が「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」なる茶番劇を開催した当日)の新聞(読売新聞と朝日新聞の各和歌山版)に半4段の意見広告を出稿しました。
以下に、意見広告の見出し部分(4行)を引用します。
(引用開始)
5月3日(金)は【憲法記念日】です
私たちは憲法9条「改正」に反対し平和憲法を守ります
5月3日の署名行動&アピール行進に皆様ふるってご参加ください!
あなたの一歩が日本の平和をつくります
(引用終わり)
アピール行進の概要は以下のとおりでした。
名称 憲法9条を守り生かそう わかやまアピール行進
日時 2013年5月3日(金)憲法記念日 12時30分 スタート
順路 JR和歌山駅前(西口)→けやき大通り→和歌山城西の丸広場先(ゴール)
主催 憲法9条を守る和歌山弁護士の会
主催 憲法9条を守る和歌山弁護士の会
午前11時からの署名行動の後、12時30分から、大正12年生まれで学徒出陣を経験された月山桂弁護士(「九条の会・わかやま」よびかけ人、「憲法9条を守る和歌山弁護士の会』顧問)を先頭にアピール行進がスタートしました。
以下は、若干の素描です。
○好天に恵まれたということもあって、お子さん連れで参加してくれた家族が何組もありました。奥様や4人の子どもさんたちと参加した太田達也弁護士は、朝日新聞のインタビューを受けていましたね(記事の内容を以下に引用します)。
○「改憲阻止犬」タロウ君が大人気を博していました(「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」共同代表の豊田泰史弁護士の愛犬)。私はタロウ君を眺めながら、以前見た映画「祝の島(ほうりのしま)」に出てきた、山口県祝島で毎週行われている原発反対デモに参加する「反原発犬」を思い出しました。
○アピール行進参加者の中には、今まで9条関連の集会などではお目にかからなかったような(特に若い)人たちがいました。実は、そういう人たちは、反原発デモなどでは常連だったりするのです。今後は、護憲運動と反原発運動が、互いに精力の奪い合いとなることなく、しっかりと連携していければと願うや切なるものがあります(「9条の会」も反原発で一枚岩という訳にはいかないという根本的な問題があるのですが)。ちなみに、「憲法9条を守り生かそう
わかやまアピール行進」の翌日(5月4日)には、「原発さよなら行進@和歌山 vol.4」があり、多くの人が連日のデモ参加となりました。
○アピール行進には、様々な団体から多くの方が参加しておられましたが、とりわけ心を打つ横断幕を持って「和歌山障害者・患者九条の会」の皆さんが、視覚障害を持つ方を含めて多数参加してくださったのは素晴らしかったと思います。同会の横断幕にはこう書かれていました。「守れ9条世界の宝 障害者は平和でなければ生きられない」
私は、表題に第1回「アピール行進」と書きましたが、その心は、第2回、第3回もやりましょうということで、まだ具体的にいつやるとも、そもそも続けてやるのかということも、「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」の中では検討していないのですが、私としては是非やりたいと思っています。
9条をはじめとする憲法の重要性を理解し、守りたいという強い意思を持った者は、それを胸にしまっていて良い状況などはとうに過ぎ去り、今はみんなで力を合わせて声をあげ続けなければならないと思うからです。
今回参加できなかった方も、次回以降、是非ご一緒に声をあげましょう。
(朝日新聞 和歌山版 2013年5月4日 から抜粋引用開始)
9条を守ろう 護憲派は署名や行進
県内の弁護士有志でつくる「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」は、JR和歌山駅前で、憲法9条の改正に反対する署名活動をした。その後は、同駅前から和歌山城西の丸広場まで、和歌山市中心部を約2㌔にわたって行進。参加した約200人の市民らは「憲法9条は日本の宝」「輝け9条」などと呼びかけた。
昨年末に政権復帰した自民党は、憲法改正の発議要件を緩和するため96条の改正を主張する。小学2年生から幼稚園までの子ども4人と参加した和歌山市中筋日延の弁護士太田達也さん(40)は「国家権力をしばるべき憲法を、他の法律と同じように簡単に変えてしまうのはおかしい。子どもたちのためにも平和憲法を未来に残していきたい」と話した。
(引用終わり)

(毎日新聞 和歌山版 2013年5月4日 から抜粋引用開始)
護憲派の市民団体「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」などは、JR和歌山駅前で署名活動を行った。その後、同駅から和歌山城西の丸広場までデモ行進した。約160人が参加し、護憲を訴えるプラカードやのぼりを掲げ、「平和憲法を守ろう」などとシュプレヒコールを上げながら練り歩いた。
行進に参加した紀の川市の自営業、奥野亮平さん(32)は「もう二度と戦争を起こすことができないよう、9条は守るべき」と話していた。同会顧問の月山桂弁護士(90)は「憲法は国民に対する約束。参院選の争点に挙がっている96条の改正で約束を破りやすくすることに危険性を感じる」と語気を強めた。
(引用終わり)
(引用終わり)
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