“親日国”台湾の台北で先月26日、毎秋恒例のゲイパレード「台湾同志遊行」が開催され、日本、中国、韓国などアジア各国のゲイが大集結した。
その週末の台北では、ゲイ関連のイベントなどが無数にあり、ホテルはどこも満室。これが「お・も・て・な・し」で外国人観光客を呼びたい日本はどうかというと…。
今年で11回を数える台湾同志遊行の参加者は年々増加。台北のランドマークタワー・台北101のふもとから4キロのルートを5000人が練り歩き、沿道の見物客は6万人を超えた。
東日本大震災の被災者に対するケタ違いの義援金額(99億円)からも分かる通り、台湾人の思いやり精神はハンパではない。聞けば「フェイスブックとかでつながってる海外の友達を、現地のゲイたちがもてなす光景をあちこちで見た」(毎年見物している日本人会社員=42)。もっとも多少の下心はあるようで…。
「パレード中は“大野外撮影大会”。イケメンには人が群がり、みんな撮った写真をフェイスブックでアップしまくるんです。僕の友達なんか、一夜にしてネットアイドルに。どこ行ってもチヤホヤされてました」(同)
では日本はというと、ゲイパレードは1990年代半ばから各地で開催されているが、その規模はかなりショボい。
「東京のパレードにいたっては、これまで内部分裂や中止なんかもあってバタバタ。去年に4月末の『東京レインボープライド』が始まったけど、主催者発表で今年の参加人数1万2000人はかなり盛りすぎ。内輪のお祭り感は否めない」(新宿2丁目関係者)
東京は長年、ゲイ嫌いを公言する石原慎太郎前知事(81)が長だった上に、現政権党の自民党がゲイに冷たい。一方、台湾の立法院(議会)では近く同性婚法案が審議入りする見通し。「政治家は今、いかにゲイを味方につけるかがワールドスタンダード。企業や有名人もしかり」とは同性婚OKの米国・ニューヨーク在住ゲイリーマン(30)。
この分野で、日本は台湾の足元にも及ばない。台湾で同性婚OKになったら、日本のゲイたちが隣国へ大移動…なんて未来も透けて見える。
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。