五木ひろし 島倉さん「大きな花のような存在」
2013年11月08日 20時05分
肝臓がんのため亡くなったことが8日明らかになった島倉千代子さんと、50年近く親交のあった歌手・五木ひろし(65)が大阪市内で取材に応じた。
島倉さんと五木は1970年代からの歌謡番組全盛期に何度も共演し、親交も深かった。五木は9日から大阪市の「新歌舞伎座」でスタートする座長公演のリハーサル中に島倉さんの訃報を知ったという。
最後に島倉さんと会ったのは昨年の12月に行われた故・遠藤実さんの追悼コンサートだった。「特にお話をしたことはなかったんですけど、少しお元気がなかったかなという感じはありました。体調的に優れないのかなとの心配はありました」と振り返る。
プロ歌手への登竜門だった「コロムビア全国歌謡コンクール」で島倉さんは54年に、五木は64年に優勝。同じようにスターへの第一歩を踏み出した。
それだけに「同じコンクールの優勝者であることは、先輩後輩として同じ思いがあった」と敬愛の念を抱いていた。「思い出はいっぱいありすぎて…。どんなに若い人たちにも優しく接してくれた。いつも笑顔で大きな花のような存在でした」と在りし日を懐かしんだ。
75歳。「早すぎます…。島倉さんが歌われたいい歌を、もっともっと聴きたかった。そして、後にも先にも島倉さんのような本当に個性のある歌い手さんというのは出てこないと思う。昭和という歌の時代が終わったのかなと思います」と故人をしのんだ。
【新着記事】
【一宮記念競輪】GⅢ毛織王冠争奪戦 長塚が記念11回目のV
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。