Updated: Tokyo  2013/11/09 09:05  |  New York  2013/11/08 19:05  |  London  2013/11/09 00:05
 

NY原油:反発、ケリー長官発言でイラン制裁緩和観測が後退

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  11月8日(ブルームバーグ):ニューヨーク原油先物相場は反発。イランとの間にはまだ「重大なギャップがある」としたケリー米国務長官の発言を受け、制裁緩和観測が後退したことから、買いが優勢になった。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は北海ブレント原油に比べて伸び悩む展開。米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回ったことから、金融当局による緩和縮小観測が広がった。

コンフルエンス・インベストメント・マネジメント(セントルイス)の市場担当チーフストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は「制裁緩和を受けるに足る譲歩をイランが示すかどうかは不確かだ」と指摘。「恐らくは独り歩きしていた制裁緩和観測をケリー長官が現実に引き戻した。市場はその現実に反応している」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物12月限は前日比40セント(0.42%)高の1バレル=94.60ドルで終了。週間では1セント安。ICEフューチャーズ・ヨーロッパのブレント先物12月限は1.66ドル高の105.12ドル。

原題:Brent Crude Rises as Kerry Tempers Expectations for IranDeal(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Moming Zhou mzhou29@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dan Stets dstets@bloomberg.net

更新日時: 2013/11/09 05:43 JST

 
 
 
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