「超高速！参勤交代」強力９人衆　伊原剛志、市川猿之助らキャストに

　江戸時代の参勤交代をコメディータッチで描く映画「超高速！参勤交代」（本木克英監督、来年公開）の主要キャスト９人が決まった。作品は、各藩の藩主を江戸に定期的に出仕させる参勤交代の制度が題材。通常は８日かかる参勤交代を４日で行うことを幕府に命じられた磐城国の湯長谷藩・藩主、内藤政醇が、資金も人もない中、奇策の数々で挑む筋立てだ。主演の佐々木蔵之介（４５）は藩主を演じ、藩主が道中で出会う飯盛り女のお咲を深田恭子（３１）が演じる。

　今回発表された湯長谷藩の旅先案内人を伊原剛志（５０）、家老を西村雅彦（５２）、藩士を寺脇康文（５１）、六角精児（５１）、上地雄輔（３４）、柄本時生（２４）が演じる。徳川幕府側は、徳川吉宗を市川猿之助（３７）、老中首座を石橋蓮司（７２）、老中を陣内孝則（５５）がふんする。

　伊原は「今までに感じたことのないスピード感の映画になると思うのでどうぞ楽しみにして」。本木監督は、強力なキャストがそろい「時代劇の楽しさと力強さが詰まった作品になる」と手応え十分だ。１０月２３日にクランクアップしている。