2013年11月6日20時42分
【北野隆一】在日韓国・朝鮮人などへの憎しみをあおる「ヘイトスピーチ」(差別的憎悪表現)のデモや街宣活動が3~8月の半年間に、全国で少なくとも161件あったとの調査結果を、研究者のグループがまとめた。「東京や大阪など大都市だけでなく地方都市にも広がっている全国的な現象」と分析している。
作家で法政大教授の中沢けいさんや関西在住の社会学者らによる「行動保守アーカイブプロジェクト」が、ヘイトスピーチの実態把握や検証を目的に、ネット上の記録を調べた。
半年間でデモや街宣が最も多かったのは3月で35件。最少の7月は14件だった。参加者は平均43人で、東京・新大久保では多いときには200人程度が参加した。東京や大阪などの大都市のほか、北海道や青森、山形、群馬、千葉、愛知、静岡、奈良、広島、長崎、大分などでもあった。
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朝日新聞社会部
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