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08 Nov 2013 14:43

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人気アニメ『NARUTO』やAKB48に学ぶ理想のリーダーシップ像

SBクリエイティブOnline 2013/11/6 10:01 松山 淳

AKB48 高橋みなみのリーダー・スタイル

 AKB48を率いるリーダーは「高橋みなみ」ですね。メンバーたちからの信頼は厚く、リーダーとしての評価がとても高いことで有名です。筆者は彼女の存在が「トリックスター・リーダーシップ」を考えるうえで、多くのヒントを提示してくれていると考えます。

 以下は、AKB48のドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』(東宝)を観ての考察です。

 2011年7月22日、西武ドームでAKB48初のドームコンサートが開かれました。コンサート終了後、メンバー全員が集まった場で、秋元康から「僕が知る限り最悪のコンサートだったと思います」と静かに叱責されます。高橋みなみの頬には涙が光っていました。この後、秋元にひとりで頭を下げにいった高橋みなみは、メンバーの前に戻り思いの丈をぶつけます。その最後の部分が、次の言葉です。

「...明日、明後日続きます。明日、明後日来る人がいます。もしかしたら今日来てくれた人で来てくれる人もいます。初めてAKBを見る人もいます。もしかしたら被災地から来てくださった人もいます。こんなんじゃだめでしょ...死ぬ気でやりましょう」

 この前段で高橋は、「悔しい」と感情を込めて繰り返し述べています。そして「明日、明後日続きます」という言葉から「未来志向」になると、真剣な顔をして身動きひとつしなかったメンバーたちが、首を縦にふり始めるのです。さらに、「被災地から来てくださった人も」と、自分たちがアイドルとしてファンの前に立つことにどんな意味があるのか、そこに社会的な意義をもたせ少女たちのプロ意識を高めています。AKB48は東日本大震災の被災地へ赴き、空き地や小中学校の体育館で小さなコンサートを開く地道な復興支援活動を、今なお続けているのです。

 筆者は、メンバーの視野を拡大させる社会的な視点を組み込んでいる点に感動しつつ、厳しい口調で自分の想いを包み隠さずぶつける彼女の姿に「潔さ」を感じずにはいられません。この「潔さ」の背景には、リーダーとしての彼女なりの「覚悟」があるのでしょう。高橋みなみは、リーダーになりたての頃、誕生日に秋元康からある言葉をもらいました。 「嫌われる勇気をもちなさい」。

 メンバーから嫌われることを恐れていた彼女にとって、図星だったそうです。トリックスターは、愚かな行動で嫌われることもあります。ですが、嫌われる「愚」の自分を認め、恐れず行動するから、物語に思わぬ展開をもたらすのです。このスピーチの翌日、映画では、AKB48メンバーたちが自ら考え自ら動き、スタッフに積極的にリクエストをもする成長した姿が映し出されていました。

 優れたリーダーは、「部分最適」を優先するフォロワーたちから嫌われても、それを「愚の徳」と解釈し「全体最適」を目指して、より多くの人や社会のためになる「正しいコト」を貫きます。

 愚かさや嫌われる勇気を推奨するトリックスター・リーダーシップは、仕事の目的や目標から目を離さない「目的志向型リーダー(Goal Oriented Leader)」たちがとる行動スタイルでもあります。

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