広島電鉄の椋田昌夫社長は7日、来年4月の消費増税に合わせて、路面電車やバスなどの運賃を10円引き上げることを検討していることを明らかにした。早ければ今月末にも国土交通省に申請する。実現すれば電車の場合、広島市内線の運賃(白島線除く)は均一で150円から160円となる。
国交省は消費増税分の転嫁の仕方として、鉄道各社がICカードの運賃を1円刻みで改定することや、券売機で増税分を切り上げ10円単位で引き上げることを認めている。
同日、広島市内で記者会見した椋田社長は「安定したサービスを提供しなければならないので消費税に対応した値上げを実施したい」とした上で、「1円単位ではシステム上、混乱が起きるので10円単位での値上げを考える」と話した。
5%から8%の消費増税分を考慮すると、市内線では150円から154円前後となる。椋田社長は10円引き上げた上で、「定期券や(市外の)宮島線への乗り継ぎの割引率を拡大することで、全体では消費増税分の引き上げとなるように調整したい」と話した。バス路線でも同様の手法を検討する。
広電の運賃を巡っては、1月に解任された越智秀信前社長が老朽化した車両の更新を理由に30円前後の引き上げを計画していたが、椋田社長が就任後、市民生活への影響などを理由に白紙に戻していた。
椋田昌夫、広島電鉄、越智秀信
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