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第二十一話(修正)

トップページ > 神代ふみあき書庫 > 赤松・椎名系作品 > GS恋姫無双 > 第二十一話(修正)




 

 第二部隊の治めていた中継拠点の治安が一定値に達したので、軍の治世から官僚の治世に移行することになった。
 つまるところ、本拠地で采配を振るっている愛紗の仕事が増えると言うことに相違ない。


 とはいえ、前線の仕事として重要な第二部隊の桃香を外す訳にはいかないので、応援を頼むことになるのだが、見知らぬ助っ人が来た。
 なんでも黄忠様のご友人で、厳顔殿と魏文長殿とのこと。
 書簡を受けて俺はダッシュで出迎えることにした。
 なにしろ、桃香の手紙に・・・


「すんごい巨乳」


 とかいてあったんやぁ!!!


 最近、巨乳成分がたりんのやぁ!
 確かに張遼さんだの呂布さんだのは目の保養やけど、あれには死ぬほどの手合わせがまっとる、つうか捕まったらやばい。
 その点、治世を任されるような官僚型の将なら、目の保養どころか・・・


「ふはははははは」


 イエス、イエス、イエス!!!
 まってろ、巨乳!
 桃香のと真桜のもいれて巨乳の波を乗り切ってやるぅ!!

 

 

 

「えー、っと、本当に最前線にいるはずの兄弟子様と手合わせできますか? 桃香様」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ、ね、朱里ちゃん」
「不本意ですが、絶対に現れます」


 妙にちびっこい軍師たちが不機嫌だが、第一部隊の筆頭が我らが中継拠点を治めることに対しての顔合わせに現れるというのだ。


 はじめは老師の兄弟子と手合わせがしたいとコボす焔耶にたいして同情的であった劉備殿の発案だったのだが、あれよあれよといううちに軍務のうちに組み入れられ、どうやったかはわからんが、自然に呼び出すことが出来るという手が講じられたそうだ。
 詳しい話は聞いておらんが、全く問題のない流れにした、と軍師が言い切っているのだから問題ないのだろう。


 第一部隊筆頭、横島忠夫殿との会合が済み次第、第二部隊は拠点を移し、新たな商業拠点の開発を始める。
 こんな行軍など聞いたことはないが、半恒久的に平和維持のための仕組みが出来るという流れはすばらしいと思う。
 無論、大規模な侵略があれば別だが、この仕組みを乗っ取って維持した方が儲けが多いと誰もが解るだけに、支配者が変わるだけという流れができあがること請け合いだ。


 そんなことをグダグダと考えていたら、本当に現れた。


 黄軍制圧部隊筆頭 横島忠夫。


 かの軍神の一番弟子にして、人の枠を越えた強さを持つという男。


 が・・・・


「ぐ、ぐっはぁ・・・この光景は、きく・・・」
「た、忠夫さまぁ~!」


 鼻血を吹き出して倒れた横島殿を、小さな軍師が介抱していた。

 

 

 


 やばいやばい。
 想像以上の光景に意識が飛んでしまった。


 巨乳をこえた超乳、厳顔殿。
 そしてスレンダーな体に巨乳を乗せた爆乳美人、魏文長殿。
 で、ちょっと体型的に緩さがでてきた癒し系巨乳、桃香。


「って、ええええええ! なんでそんなことを知ってるの、忠夫さん!!」
「おいおい、一目でわかるで?」
「がーーーーーーん!!」


 桃マンが悪い、とつぶやき続ける桃香を放置して、身を起こした俺は二人に頭を下げた。


「いやー、お二人があんまりにも色っぽかったんで、気絶してしまいました」


 あははは、とわらったんだけど、魏文長殿がすごく不機嫌。
 なんでやろ?


「あー、魏延はな、老師を崇拝しておったからのぉ。お主の軟派な態度が気にいらんのじゃ」


 耳元でささやく超乳お姉さま。
 やば、まじで気を失いそう。


「・・・きさまが、貴様が一番弟子などと認めない! 私と勝負しろ!!」


 というわけで、手合わせが決まってしまった。
 で、渡された武器「孔雀のはね」。


 なんでやねん。


「いやいや、魏文長はひどいくすぐったがりでな・・・・」
「ミナまでいわんでください、お姉さま! 俺が武の極みというもんを味あわせたります!」


 というか、存分に味あわせろ!!


「ひっ!」


 怯えた声も、ええの~。
 ええのんか~、ええのんか~!

 


 それは恐ろしいまでの武の極みだった。
 老師とは全く違う、そう、柔の極み。
 すべての攻撃が受け流され、流れぬように修練したはずの体が流された。
 まるで河川の流れに翻弄されるかのように。
 無限に続くかのような時間の中で、私が倒れそうになると、あの方は支えてくれた。


「ほい、大丈夫か?」
「・・・まけました」


 そう、心の底から負けた。


「そしたら、これからお楽しみ時間や」


 ぶわっと何本ものクジャクの羽が目の前に現れる。


「あ、あの、降参しますから、降参しますからぁ!!」
「いやいや、だめだめ」

 

 
 らめぇーーーーー!!

 

 

 

 


 とりあえず、忠夫さんの幼女趣味疑惑は払拭されました。
 ええ、もう、これ以上無いってほど。
 手合わせに負けた魏文長さんが、子供に見せられない状態でぐったりしているのを、満足そうに見下ろしてる忠夫さん。
 なんというか「鬼畜」ってかんじ。


「た・・・忠夫しゃま、はげしすぎでしゅ」
「あ、あ、あ、あんな事されたら私、しんじゃうきゃも・・・」


 朱里ちゃんも雛里ちゃんも倒れる寸前。


「ふむ、やりよるな、横島殿。わしもそこまでの技量はなかったぞ?」


 妙に感心している厳顔様。
 いいのかなぁ・・・?


 でも、私や愛紗ちゃんには朗報だよね。
 私たち、「芳醇なる丘陵会」からしてみれば、忠夫さんの幼女趣味説は恐ろしかったもの。
 会頭の紫苑様にも伝令を出さないと。


「・・・ふぅ」


 やりとげた、という表情の忠夫さんは、じつにイイ笑顔で厳顔様にほほえんだ。


「すばらしいお弟子さんですね」
「ん? まぁ、自慢の弟子じゃな」


 ニヤリと笑った厳顔様。
 いろいろと通じあうものがあるみたい。


「じゃ、桃香。いろいろと堪能したから、俺もそろそろいくな?」
「あ、うん、えーっと・・・あ、第二部隊がそろそろ移動するから、それに併せて次の拠点まで一緒に行きませんか?」


 すばらしいです、と朱里ちゃんと雛里ちゃんが大喝采。


「賛成です、桃香様」「と、桃香しゃま、すばらしい提案です」


 んー、とちょっと考えている忠夫さんに、ちょっと一押し。


「ほら、厳顔様たちの歓迎宴をするから、ちょっと休んでいこうよ、ね?」
「「忠夫様~」」


 ん、忠夫さんにすがりつく朱里ちゃん雛里ちゃん。
 困ったような顔の忠夫さんは、こういう状態で「否」とはなかなか言わない。


「どうじゃろ、横島殿。いろいろとお話を聞かせてもらえんかの?」
「よろこんで!」


 あー、なんだろ、歓迎できる傾向なのに、すんごく納得できない流れなのは。
 こう、ドロドロっとしたものが、渦巻くなぁ、おなかの中に。

 

 

 


 急遽、黄軍の筆頭が補給拠点に戻った。
 聞けば、拠点を移動する際の文武官引継に立ち会うとか。


 かなり腰が軽いわね、アイツ。


 霞や恋なんかは「つまらない」という顔でブーブーいってるけど、行軍には全く影響がでていないのがうらやましい。
 指令系統がしっかりしている上に、軍の目的行動が浸透一体化している査証だった。


 黄巾の補給地を絶ったという話は、すでに諸侯も得ているだろう。
 あとは本体をいかに早く潰すかの競争になる、と思っていたのだけれども、黄軍の軍師達に止められた。


「都に使者をたてましょう~」


 ぞっとした。
 その考えに。


「まちや、そんなんしたら、手柄も功績も全部もってかれるで!」
「そうだ! あること無いこと自分たちの功績にされるぞ!」


 うちの猪二人が声を荒立てると、ぴしっと可愛いお下げの軍師、陳宮が胸を張る。


「都の軍に制圧能力はないのです。しかし、とても目立つのです」


 そう、黄軍の軍師は、都の軍を露払いに使い、そしていざと言うときの盾にしようと言うのだ。
 加え、手柄を譲るという貸しまで作る形で!!
 なんて恐ろしい話なのかしら。


 というかふつうは引っかからないこんな話だけど、都の馬鹿どもは引っかかること請け合いなのが泣ける。


「あ、あの、都の軍とはいえ、徴兵された方々に被害がでるのは、問題ありませんか?」


 さっすが、私の月!
 この策の非倫理性を見事についてるわね!
 そう、そこが問題なのよ!
 この圧政に苦しむ都の民を、囮に殺していいのかって事が!


「はぁ、まぁ、一応策はありますが、その策に乗るかどうかは向こうの兵次第ですので」


 陳宮の言葉に苦笑いの軍師達。


「それって、聞いてもいい?」
「本当に馬鹿馬鹿しいはなしですよ?」


 いいのよ、そういう話を聞きたいんだから。

 

 

 すべてを聞いて私たちは大爆笑した。
 そして、それが上手く行けばいいな、と本当に思ったのだった。

 



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