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第十話

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 愛紗ちゃん、ノリノリね。


 思わず城壁から弓兵を指揮しながら感心しちゃったわ。
 愛紗ちゃんの部隊が通った後は、血河が出来るような勢いですものね。
 戦意の引き出しも上手に行ってるから、この戦闘が終わるまで持つでしょうし、ずいぶんと助かっちゃうわ。


 でも、穴にハマっただけや転んだだけの賊が回復し始めてるわね。


「つうわけで、色狼煙第二段よろしくお願いします」
「わかったわ、忠夫君」


 私の指示で、火矢が城壁の先端にある火口にあたり、別の色狼煙があがった。
 これにより作戦は終局に向かう。
 使用が控えられていた大鉄球やらの大型武器が使用され、加速的な戰滅が起きるだろう。
 そしてそれは城壁の上に招かれた領民たちに公開され、その強さを印象つける。
 間者もいるだろうが、それは関係ない。
 逆にこの作戦を実行し、遂行できる力があると思われた方が以後の行動を予想しやすい。
 ともあれ、これ以上の作戦や検討となると一領主だけではこなしきれない。
 そろそろ優秀な軍師が欲しいところね。


 後に「風雲黄忠城」と呼ばれるようになる野戦罠群の一号始動は成功に終わった。
 とはいえ、最終的な武力投入がなかったことが彼らにとっての幸せだろう。


 万人を越える賊軍を打ち破った町として、この町に多くの商人や人々が集まるようになりました。
 兄様発案の罠作戦は、実のところ城壁以上の効果を示していて、周辺の賊がいっぺんに減ったぐらいです。
 やはり皆殺しというのは大きな効果だったみたいです。
 加えて、賊は肉片すら残さないという苛烈な方針で「焼き払い」、骨まで砕かれてしまいました。
 これが町の犯罪者に対する方針であると認識されたせいか、破落戸さえも減ったんですけどね。
 御爺様は「まさに一罰百戒じゃな」と仰ってましたが、一罰どころではありませんね。
 でも、兄様が考えていたことはもっと別のことで、死体がそのまま土に埋まっていると陰気がたまるので、生きている人に良い影響ではないと教えてくれました。
 つまり、大量の土葬はよくない、ということらしいです。
 そんな考えを広めるわけでもなく、兄様は賊退治を進め、町の平和を広めて行っています。

 個々の武力は無敵。
 軍力の武力は無双。
 百を薙払い、千を押しつぶし、万を下すと言われた風雲黄忠城。
 大守に望まれた彼女の元には多くの武将がいるが、軍師の層は薄いらしい。


 そこで、私たちはやってきた。


 本当は曹操殿の元に、と思っていたのだが、風が強行に「黄忠」というか「罠使い」の元に行くと言い始めたため、私も興味があったので一度は見に行こうという話になった。
 まず、城までに至る道で驚いたのが未だ門が遠いのに、入る人、出てゆく人の列が長々と見えたこと。
 そしてその列に加わってさらに驚いたのが、入場鑑札という制度だった。
 城の中の住民以外は必ず受けることになっており、簡単な特徴と目的などを受付で控えている。
 租税や賄賂などは求められず、一応、商人は別途の租税が必要になる程度の話らしい。


「稟ちゃん」
「ええ、わかってます」


 この方式はすばらしい、と解ってしまった。
 町に入る前からこのような興味をわきたてる政策を見せられては、風の意見が無にできない。


「大守に会えるよう、何らかの手を打ちますか~?」
「そうですね、正直、見極めのために仕官するのもありだと今は思っています」


 そんな私たちが入場してみたのは、文官採用募集の立て看板だった。


「これです (ですね~)」


 これは幸先が良い!


 

(1,399文字)