サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第4節8試合が6日(日本時間7日)に各地で行われ、H組のバルセロナ(スペイン)はホームでACミラン(イタリア)に3―1で勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。FWリオネル・メッシ(26)が2得点を挙げCL通算65得点とし、ラウル・ゴンザレスが持つ最多得点記録の71点まであと6点に迫った。
【スペイン・バルセロナ発=山本美智子通信員】メッシの華々しい復活ショーだった。昨季決勝T1回戦以来となった因縁の対決。第1戦を0―2で完敗しながら、ホームでの第2戦で“倍返し”の4―0圧勝で退けているが、今回もまたバルサがミランを返り討ちにした。
前半30分、MFイニエスタのパスを受けたFWネイマールがエリア内で倒されてPKを獲得。これをメッシが落ち着いて決めてバルサが先制すると、同40分にFKからMFブスケツが2点目。前半終了間際にDFピケのオウンゴールで1点を献上したものの、後半に入っても攻め手を緩めず、38分には途中出場のMFセスクとのパス交換からメッシがこの日2点目を奪って勝負を決めた。
メッシは前回のミラン戦で得点を挙げてから国内リーグ戦4試合連続無得点。試合前にはメッシの力の衰えを指摘する声もあったが、マルティーノ監督は「その質問を受けるのはもう40回目だな。メッシのことは心配していない。唯一、彼に頼むのは、フィジカル的にいい状態を保ってほしいということだ」と意に介さなかった。
そんな周囲の声はメッシにとってどこ吹く風。貫禄の2得点で今季CL6点目とし、通算65点目をマーク。ラウルのCL最多得点記録71点もいよいよ視界に入ってきた。
一方のミランは大敗でアッレグリ監督は崖っぷちに立たされた。2日のフィオレンティナ戦で敗れ、クラブ幹部はCLの結果次第で監督交代を示唆する発言をしており、いよいよ“クビ”は時間の問題。12月10日の欧州CLプルゼニ戦後にミラン入りするCSKAモスクワMF本田圭佑(27)への影響も懸念される。
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。