シリア:化学兵器施設を遠隔カメラ査察 OPCW発表
毎日新聞 2013年11月07日 22時08分
【ブリュッセル斎藤義彦】化学兵器禁止機関(OPCW)は7日、シリア内戦により査察できなかった二つの化学兵器関連施設のうち、1施設を遠隔カメラで査察したと発表した。シリア政府の申告通り、施設自体は以前に廃止されたもので、戦闘で建物は大きく破損しているという。
施設は反体制派が優勢な北部アレッポにある。シリア政府がOPCWの助言に従い遠隔カメラを設置。カメラは不正操作ができないように封印されているという。シリアは23ある施設のうち2施設が「危険過ぎて近づけない」としていた。