特定秘密保護法案が衆院で審議入りした７日、東京都千代田区の首相官邸前で「ＳＴＯＰ！『秘密保護法』１１・２１大集会実行委員会」主催の抗議行動が開かれた。参加者は「何が秘密？　それは秘密です」と書かれたプラカードを掲げ「自由のない国、絶対反対」とシュプレヒコールを上げた。

　午後６時半から始まった抗議行動では、約４００人（主催者発表）が参加し、「報道の自由や知る権利に配慮と言うが、配慮じゃなく元々あるものだ」と大きな声で指摘。沿道からは拍手が起きた。参加していた川崎市の会社員、藤田貴行さん（４３）は「法案の中身や課題を市民や国会議員も十分に理解していない」と話し「このままでは理由も分からないまま逮捕されることもあり得る」と批判した。【馬場直子】