■枝野幸男・元官房長官

 2010年春から情報公開法を抜本的に改正する議論を進め、11年秋に内閣として法案をまとめて国会に提出した。政府のおかしな法案とセットではあるが、今回議論の俎上(そじょう)に載せてもらえることになった。私たちも国の秘密の重要性は議論してきたが、あくまで情報公開制度の抜本的な充実が前提だったし、それがあっても本当に大丈夫かと慎重な議論をしてきた。(先行しての)情報公開法改正もなしに特定秘密保護法案を進めるのは、明らかにバランスを欠いている。(国会内での党代議士会で)