東京電力福島第一原発の汚染水問題で、国際原子力機関(IAEA)の専門家が7日、原発周辺の海域で東電が実施している放射性物質の濃度測定を視察した。視察は政府がIAEAに要請した。測定データの信頼性を国際的にアピールするねらいがある。

 この日は、IAEAモナコ海洋環境研究所の海洋放射能の専門家2人が福島第一原発沖20キロの範囲にある7地点で東電の測定に立ち会い、採水方法などを確認した。デービッド・オズボーン所長は「非常によくやっている」と話し、国際標準に合っているとの認識を示した。

 2人は8日に福島第一原発内で行われている分析のやり方が適切かどうかを見る。11日には原子力規制庁などと意見交換し、今後の連携の仕方を協議。今月下旬に廃炉工程の検証で来日するIAEA調査団の議論に役立てる。