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反捕鯨団体の元代表 法廷で正当性主張
11月7日 14時10分

反捕鯨団体の元代表 法廷で正当性主張
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日本鯨類研究所などが、反捕鯨団体「シー・シェパード」による妨害活動の差し止めを求めているアメリカでの裁判に、ICPO=国際刑事警察機構から国際手配されている団体の元代表が出廷し、活動の正当性を主張しました。

この裁判は、日本鯨類研究所などが南極海での調査捕鯨に対する「シー・シェパード」による妨害活動を差し止めるようアメリカの裁判所に求めているもので、6日、ワシントン州の裁判所で開かれた審理に、団体の元代表、ポール・ワトソン容疑者が出廷しました。
ワトソン容疑者は、裁判所が去年12月、妨害活動を禁止する仮処分を出したにもかかわらず、ことしも妨害活動などが行われたことについて、「仮処分が出たあと、責任を取って代表を辞任したため、妨害活動を指揮する立場になかった」と述べ、みずからの関与を否定しました。
しかし、妨害活動については、「われわれは海賊ではない。違法な行為に介入することは間違いではない」と述べて、正当性を主張しました。
ワトソン容疑者については、海上保安庁が日本の調査捕鯨船に対し妨害行為を行ったとして威力業務妨害などの疑いで逮捕状を取り、ICPOを通じて国際手配をしています。
ワトソン容疑者は、去年7月、コスタリカの船の航行を妨害した疑いでドイツで拘束されましたが、保釈中に逃亡し、先月、アメリカに入国するまで行方が分からなくなっていました。

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