■人権NGO日本代表・土井香苗氏

 米国家安全保障局(NSA)の極秘個人情報収集による世界的なプライバシー侵害は、エドワード・スノーデン氏の内部告発で明らかになりました。米国で過度な秘密指定が横行した結果、内部告発以外に「スパイ国家」ぶりを世に問う方法がなかったのです。

 一方、日本は、秘密が漏れないように新法をつくろうとしています。米国と同様、人権侵害などまで「秘密」とされて国民の目からさらに遠ざけられるのではと不安です。

 ロシアの空港で足止めになったスノーデン氏から、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の現地スタッフに電子メールで「会いにきてほしい」との連絡があり、支援に乗り出しました。