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主に感想。

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2012-03-26

パワプロクンポケットのバッドエンド

 バッドエンドが凄惨として知られるパワプロクンポケットシリーズだが、どんなものがあるのだろうか。
 しょっちゅう鬱エンドとして槍玉にあげられるのが
 パワポケダッシュの南雲瑠璃花バッド 「はやくたすけにきて」
 パワポケダッシュの才葉さくら"グッド" 「実妹と恋に落ち、それを振る」
 パワポケ9の広川武美 「くやしいなあ、くやしいなあ…」
 パワポケ10の芳槻さら 「主人公の目の前で投身自殺」
 パワポケ12のパカーディ 「脳髄だけ生かされ、休むことなく苦痛を与えられ続ける」
 などだが、個人的にはもうパカーディなんてやりすぎて逆に現実味がなくて「うつ?」とか思っちゃう人。どんなもんがあるのでしょうか。

 パワポケ1

 佐瀬みなこ(コンビニでバイト中の大学生)
 夢を叶えるために飛行機で海外へ行こうとするが、その飛行機が墜落して死亡(ハッピーエンド:なぜか思いとどまり事故を回避)

 進藤明日香(主人公の幼馴染で病弱)
 病弱で、重い持病を抱えており、そのせいで死亡(ハッピーエンド:奇跡的に治癒)

 四路智美(主人公のクラスメイトで、『スポーツを健全な方向へ持っていく』組織、プロペラ団の一員)
 悪の組織「プロペラ団」の一員だったが、主人公に情が移ってしまい、反逆の罪に問われて射殺される(ハッピーエンド:主人公が助けに来る)
 のりかと結婚する(ハッピーエンド:そもそも近寄りたくない。このような「ネタ彼女」要素は不人気だったためか、3以降では、5のある彼女を除いて廃止されることに)


 パワポケ2
 野々村愛(プロ野球チーム『ドリルモグラーズ』の食堂で働く女性で、監督の一人娘)
 チームメイトの水木に寝取られる。(ハッピーエンド:くっつく)
 その後もパワポケ11で登場。槌田コーチと結婚しており、一子を成しているが、その子供はどう見ても水木の子。裏サクセスでも、5では清楚な少女として出てくるが、12では仕方なく不貞を働いた妻として出てくる。


 パワポケ3
 寺岡薫(理系の学生。天才的な発明を行い、後のシリーズにも関わってくる)
 自身の延命装置を作ろうとするも、研究資金が足りずに爆発事故を起こしてしまい死亡(自爆装置を起爆したか?)。主人公にパーツと研究成果を託す。(ハッピーエンド:海外で手術を行うことになり、それが成功して再会する)
 正史ではグッドエンドを通ったが、後に別の女性(おそらく唐沢ヒナコ)に主人公を譲り、孤独な科学者としての道を歩むことに。しかし奇跡的に成功したと思われていた手術は実は成功しておらず、腫瘍が体を蝕み始める。パワポケ6からはじまる壮大なストーリーのキーパーソンとなり、パワポケ12では謎のアバター「カオル」とともに、彼女の意識から生まれた「デウエス」をネット野球で倒すというシナリオになっている。


 大宮由佳里(地元で遊ぶ小学生)
 病死。なまじ無邪気な幼女だけあり、めちゃくちゃ後味が悪い。
 元々大病を患っており、300万円が必要だが、貧乏な家庭なのでそれができない。主人公はこれを助けることになる。


 叶野ミキ(看護婦)
 車に轢かれるのだが、この時条件次第で、主人公が自分の全所持金とパーツをはたいて、サイボーグとして蘇らせてしまう。(グッドエンド:車にひかれない、ひかれても助かる)


 パワポケ4
 特にバッドエンドらしいバッドエンドはないが、シナリオが割と黒い。
 たとえば高城秋生とは「赤い服の女」をめぐったホラー話になり、一度は解決を見せるのだが実は解決していなかったという終わり方(めちゃくちゃ怖いです)。
 天本玲泉の父親は、メガネ一族の山田や凡田と同じで、この父親がクズ同然の男。天本は幼い頃から肩身が狭く、おそらく甲子園に優勝(=祖母が死亡)すると、これに復讐するために旅立つ
 姉御肌の不細工彼女、島岡希美はその顔のせいで色々とつらい目に遭ったため、6で整形して再登場する
 葉月や田中深雪の場合、そもそも彼女候補として目の前に現れた理由が「死んだから」なので…


 パワポケ5
 主人公はもともと小杉というスター選手だったが、ひょんなことから万年二軍選手の主人公と体が入れ替わってしまい、二軍暮らしからの人生を歩むことに…というブラックなストーリー。

 白木恵理(『小杉』の元彼女、未練たらたら)
 主人公の正体に気づかない。(グッドエンド:主人公の正体に気づき一度は別れ、『小杉』に近寄るがつれなくされる。知り合いの塚本に諭され、後に主人公とくっつく)
 また、アルバムには載らないが、『小杉』の正体に気づいた場合、小杉が没落し錯乱すると、「いっしょにいてあげる」と心中することになる。こう見えて実は三十路近く。


 浅上綾華(一流企業のお嬢様、ちょっとケバい。正体はすでに崩壊したプロペラ団の工作員)
 大神グループの工作員として暗躍。4の舞台だった日の出島をゴミの埋立地にするという話が持ち上がる。(グッドエンド:普通にくっつく)


 安達美咲(旅館経営者の娘)
 一見すれば正統派彼女なのだが、ルート分岐が複雑。後輩のイサムから寝取ったり逆に寝取られたり純愛やったり…


 星野めぐみ(ファミレスの店員)
 付き合っていたファミレスの店長に、痴情のもつれの末に殺される(グッドエンド:間一髪の所で助かる)


 パワポケ6
 主人公は未来から来た時空警察で、ある工場に務める。真相にたどり着くのが非常に難しく、しかも裏でヘルガという魅力的な女性が出てしまったことから彼女候補が空気極まりない。
 和切沙耶(現役女子校正)
 主人公が未来に帰ると、刹那主義的な不良、文字通りのビッチと化す。

 菊池瞳(バーのママ、未亡人)
 主人公は「イイ人」どまり。瞳の特別な人にはなれなかった。今日もバーで酒を飲みながら、これでいいのだと言う主人公。(グッドエンド:恋仲になり、亡くなった夫の墓前で報告)
 モデルは「めぞん一刻」。


 蕪崎詩乃(関西弁女子高生。巫女さん)
 事故にあって昏睡状態のまま。パワポケでは割と王道なのだが、これが定番化したのはおそらく蕪崎詩乃から。


 秋本彩(事務の同僚、実家は経営の苦しい工場)
 借金のかたに、実家の工場の親会社の社長の息子と結婚することになるが、バッドエンドが3つ。
 ひとつは何も知らずにある日突然去るというもの。後に金持ちと結婚したことがなんとなく耳に入る。
 ひとつは結婚話を知るが何もできないというもの。金ではなく工場の経営がうまくいかなくなり、秋本家は姿を消す。
 そしてこれが一番のバッドなのだろうが、結婚式当日に花嫁を奪おうとする正史に対し、花嫁を奪う勇気がなかったこちらはただ結婚式を悲しそうに見つめるだけ。彩が主人公に気づき、とても悲しそうな顔で見つめる…というもの。
 ちなみにこのアルバムを埋めるとパワポケプレイヤーから「よく頑張った」と賞賛されるが、その理由は確率の低いランダムイベントをいくつもこなさなければならないため。もちろん確率を上げるためのアイテムなんてありません。


 木岡鈴音(暴力団の娘、父親の木岡の歪んだ女性像を押し付けられた世間知らずな女)
 バッドエンドは主に2つ。ひとつが主人公との恋を諦め、父親の決めた結婚相手と結婚するもの。あの頃の淡い初恋の思い出に浸りながら、彼女は生きてくのだろう。
 もうひとつが、鈴音との恋が成就した主人公だったが、未来へ帰ることを選択。二度と会えないと知りながらも、鈴音は毎夜月をみて泣きはらす。「鈴音は強い女です。あなたのことは決して忘れません。そして鈴音は弱い女です。あなたのことは決して忘れられません
 グッドエンドは普通のカップルより初々しく、そして熱い2人と、それにキレる木岡の姿を見ることができる。暴力団団長の木岡絡みの笑えないお笑いイベントが多い彼女候補。


 島岡希美(料理店の店主)
 整形して再登場。バッドエンドは未来に帰った場合。最初のうちは強がるが、「もう一度だけ会いたい」とふっと弱みを見せる。
 ルート次第ではこの希美がオカマ(弟の武雄が現実に打ちひしがれて女装に走る)だという可能性も…こちらは姉が店を破壊し、むりやり日の出島へと連れて帰ってしまう。


 パワポケ7
 正義を押し付ける謎の存在「ヒーロー」と戦う話。このヒーローのうち、ピンクとブラックは彼女候補として登場(ただしピンクは12)。
 霧島玲奈(マネージャー)
 ヒーローの正体を見てしまったばっかりに洗脳されてしまう。(グッドエンド:洗脳が解ける)


 生瀬小晴(スーパーを切り盛りするクラスメイト。父親がダメ人間を通り越したクズ)
 自らの夢を追うため、母の住むイギリスへ飛ぶ。(グッドエンド:一緒にスーパーを切り盛りする)
 バッドエンドのほうが好き。夢を優先する小晴。大泣きする主人公。あとデートの時に成績が下がるというのも好きだったり。
 7の彼女候補はどれも充実しており、他の作品にもし出ることができたらおそらく一番人気だったであろう、というものばかり。小晴は中田まゆみと同じくかなり空気な方に入るのでなおさら。


 中田まゆみ(部活仲間の湯田の妹)
 事故で記憶を喪失。仲が悪かった兄の湯田とは、記憶喪失を機にだんだんと仲良くなりつつある。
 グッドエンドも別にグッドというわけではなく、主人公より母親と仲良くなるというもの。
 悪い彼女候補ではなく、ちょっとつっけんどんなところがかわいらしい子なのだが、出番が多い玲奈と小晴、インパクトが強い春香、梨子、真央に比べるとあからさまに空気すぎる。シナリオのコンセプトが「空気の読めない母親の邪魔」なので、そこで割を食った感。更に公式でも「長田」と誤植され、空気ヒロインという扱いが定着した。


 芹沢真央(正体不明の少女だが、後にヒーローの真打、ブラックだということが判明)
 自らの役目を果たし、主人公は自分のことを忘れる。(グッドエンド:主人公が覚えている。『君のことは何も知らないからね。教えてくれるまでは忘れてあげないよ』)
 後の作品でも登場。特に10以降の作品の彼女候補のシナリオに密接に絡む。


 パワポケ8
 もはや野球をしていない。この作品から、だんだんと「超能力バトル」の方へ進んでいくことに…
 森友子(主人公の幼馴染…を装っていたサイボーグ、記憶に干渉する)
 バッドエンドは2つ。ひとつが「主人公に危害が加わるので、そうならないように記憶を消す」、もうひとつが「任務ついでに嫉妬した白瀬に殺される」。この時の白瀬が、実に「女」という感じの怖さを醸す。
 チームメイトの湯田が自重していないことでも知られるシナリオ。


 高坂茜(天才児。家に安息の場所がなく、ホームレスをしているが、主人公と情報屋の女性リンに出会うことで変わっていく)
 主人公に恋慕心を抱いていたが、妹としてしか扱ってくれない主人公に寂しさを覚える。さらに主人公にほのかな思いを抱いていたリンは、仕事のため(実際はアカネが自分に遠慮してしまうから)に姿を消すのだが…
 姉として慕っていたリンが消えたのは自分のせいだと自分を責め、心が壊れてしまう。記憶が錯乱し、次第に感情の起伏を失っていき、主人公もまた同様に感情を失っていく。(グッドエンド:アカネが「涙」を取り戻し、自分の心に正直に、そして自信を持って生きるように。そして数年後、リンとも再会する)
 元ネタは「家族計画」。孤独の情報屋リンは、裏サクセスでちょくちょく登場するように。


 パワポケダッシュ
 外伝的作品。「小学生向け」と称しているが、その中身は「グッドエンドが強烈」。
 モモコ(桃の木の精霊)
 バッドエンドだと、約束を守らないと一生祟る…のだが、グッドエンドだと「見えなくなってしまう」。どうあがいても別れは必然。よくある「小さい頃は神様がいて」というシナリオである


 南雲瑠璃花(夜逃げしてきた一家の娘。面倒見のいいツンデレ)
 借金の違法な取り立てのカタに取られ、『連れて行かれる』。後日手紙が来るのだが、それを立て読みすると「母やくたすケにきで」になる。実はこの事実、ダッシュが小学生向け=持っていない人も多いということも相まって、それほど知られていなかった。


 才葉さくら(ライバルの妹…かとおもいきや実妹だった!)
 バッドエンドよりもグッドエンドのほうがきつい。
 真相を知った主人公は、「何もかも忘れたんだ」と冷たく突き放し、彼女の恋心が消えるように仕向ける(実際、ふられたさくらは髪をばっさりと切った)。養父となる水木が「いいのか、これで」と尋ねるが、主人公は言う。「…今更アイツのことを、妹なんて思えるわけないじゃないか」それ程にまで深く愛してしまい、そしてタブーに触れてしまう…これ、どう見ても小学生向けじゃないよね…
 幽霊彼女の田中深雪や山下貴子のエンディングと共に「グッドのほうが救いがない」と言われる。
 実妹モノの中だと、個人的にはキミキスの菜々と、パワポケのさくらの2つが鉄板。この2つは「最後の一線」を決して超えない。超えたら超えたでそれはいいんだけど、この2つは超えないことに何かを見出せるいい終わり方だとおもう。


 パワポケ9
 広川武美(サイボーグ)
 「脱走用の自爆装置」を解除できず、正月の朝に爆発する。「くやしいなあ、くやしいなあ…こんな時に泣けないなんて、くやしいよ…」
 おそらく9どころかシリーズを通じての人気ヒロイン。それだけあり、バッドエンドは強烈な印象を残し、コブラコラまで作られた。


 山下貴子(お米屋さんの娘。父親が心配なので現世にとどまっていた幽霊だが、葉月や深雪との違いは「自分が幽霊だと気づいていない」こと)
 グッドエンドでは、クリスマスを迎える前に成仏してしまう。「神様…残酷だぞ…」
 バッドエンドでは、いつ消えてしまうかわからない、爆弾を抱えた幸せといった描写がなされる。これはこれで幸せなのでは…という意見も多い。


 霧生夏菜(コック)
 父親が実はスパイだったのだが、それが殺されてしまう。そしてその後、夏菜も「消されて」しまう。そのことに気づかず、主人公はただ夏菜の帰りを待ち続ける(グッドエンド:主人公は敵が何を求めているかを悟り、それを差し出すことで追手から逃れる。その後夏菜は、父の職業(だと思い込んでいる)だった考古学の門戸を叩く)


 温水ちよ(劇団員)
 自分の夢…有名になってテレビに出て両親と再会する、という夢を叶えるために、主人公の制止を振りきって枕営業に走る(グッドエンド:我に返り、劇団員として精を出すことに)
 演劇を志望していた友人はバッドエンドも素晴らしいと賞賛していた。同棲系の彼女の中ではかなりビジネスライクだからなぁ。


 神田奈津姫(未亡人、今回の事件の黒幕)
 自分を救ってくれた主人公を引き止めるも、主人公はただ去っていく。泣きながら、それでも引き止められない奈津姫…(グッドエンド:引き止めに応じる)
 自分の生きざまか、女を幸せにするか。…男の生き方を問われる、最後の選択肢。どうか、行かないで。


 パワポケ10
 超能力バトル、開幕だ。
 神条紫杏(聡明かつ『演じる』ことを得意とする女で、多面性がある。11では父を殺したテロリスト集団に、長い時間をかけて復讐を遂げた)
 自らの才能を開花させ、独裁者と化す。…人気らしいのだが自分は全然好きじゃない。


 大江和那(背の高い、槍を愛する武闘派少女。ちょっとがさつだが、本来はやさしい。だがクラスメートとして潜伏していた工作員、浜野朱里に殺し屋として育てられていき…)
 重力を操る超能力を利用し、鉄球に入った生物兵器と化す。このボールが裏サクセスの主な敵として登場するため、なお後味が悪かったり。


 芳槻さら(暗い少女。姉の高科奈桜に裏切られたと思っている)
 自分が疫病神だと思い込んでおり、父が事故にあったのは自分のせいだと責めるように。刃物で自殺しようとするところに主人公が引き止めに入るが、主人公を信じられずに投身自殺。アルバムは墓前で奈桜と偶然再会するというもの。(グッドエンド:姉妹仲も元通り)


 高科奈桜(明るい少女。というかやりたい放題。妹思い。成績は主人公や越後と同じくらい)
 父が事故にあって錯乱したさらを止めるのだが、その際に刺されてしまい意識不明の重体に。(グッドエンド:意識が戻る)


 天月五十鈴(確率を操る能力を持つクラスメート)
 自分の能力が主人公に悪影響を与えてしまう、ということを危惧して海に身投げする(グッドエンド:甲子園に優勝したことで自信を取り戻し、後に結婚)


 パワポケ11
 「野球って何?」 この頃から一話完結ができなくなってしまっており、新参お断りなどと呼ばれるように。さらに彼女候補のネタも尽きたのか、結構ひどい彼女が散見されるようになった。逆に裏サクセスにはかなり気合が入っており、10以降の裏サクセスは評価が高い。
 浜野朱里(メガネ少女。前作では性格最悪の工作員だったが、今作でその理由が明らかに)
 幼児退行を起こす。…シナリオが複雑でグッドエンド覚えてないんだよな…


 室町しのぶ(遊園地のバイト)
 今作で最もストレートないい子かと思いきや、主人公が通り魔を助けることに失敗すると、マスコットのナマピーが通り魔からしのぶを助けてくれる。しのぶはあっさりと心変わりを起こす、という残酷なものに…


 パワポケ12
 主人公は就職した会社が2年で潰れた、ニート…というかフリーター?やっていると泣きたくなる。ネットゲームに現れる「デウエス」というオカルトテクノロジーを倒すのが目的。
 パカーディ・ハイネン(没落した財閥「カエサリオン」の娘、世間知らず)
 カエサリオンに常軌を逸した恨みを持つジオットに拉致される。「殺すなんて生優しいことはしない」と言われ、脳髄だけ抜かれて絶え間ない拷問を与えられ続ける。
 グッドエンドでは、彼女の夢だった「白馬に乗った王子様にドラゴンから助けて貰う」を、生物兵器ドラコを倒すことで叶えてしまった主人公にベタぼれ。かわいいよ。
 実は作業量を削るためにこんな性格付にされた、という話がある。彼女は裏サクセスの常連。


 浅井漣(就活中の理系大学生)
 オカルトテクノロジーに興味を持ち、自分のDNAを使ったbotアバターを作る。その後デウエスのオカルトテクノロジーを集めようとするが失敗し、消えてしまう。主人公は彼女のアバターに話しかけ続ける。「あんたの彼女は帰って来なかったんでやんすよ!」ここにいるじゃないか…
 グッドエンドでは、彼女はエンジニアとして、自分は野球のコーチとして共働きをはじめるというもの。就活に失敗してやけになったり、手に入る特殊能力が本当に自重していなかったり(決戦前夜に同じ部屋で過ごすと「内野安打○」、殺し文句でベタなのを選ぶと「アベレージヒッター」、一方でレンを殺しにかかるような文句を選ぶと「パワーヒッター」、あと「低め○」とか)、今回のギャルゲークンポケット担当。


 矢橋美保(若くしてCEOの実業家)
 あっさり別れる。期日までに好感度がバカみたいに必要。別れると実業家と結婚し、「俺は昔、この女の人と付き合っていたんだ…」といいながら引きこもり生活
 やめろー!この彼女だけは攻略したくないんだー!


 13以降は知らない。


 個人的にバッドエンドでかなりきつい(けど好き)のが、矢橋美保、温水ちよ、室町しのぶなどの「現実を垣間見させるもの」だったりする。
 いや、だって脳髄抜かれたりとか生物兵器になったりとか爆発したりとか、現実味がなくて逆に耐性できちゃってるわけよ…
 「もうやりたくない」という意味では、9裏のヘルガ単体。シモ・ヘイヘのごとく狙撃手として活躍し、せっかく訪れたフローラの平和。しかし敵対勢力に狙撃されて暗殺され、新たな戦争が始まる…というものだ。これはさすがに見ていてつらい…10裏の、国に忠を尽くし狂っていくヘルガも見ていてつらいので、もっぱらヘルガの勢力であるホワイトベアでしか始められなかった。


 ともあれパワポケの彼女候補の攻略が楽しいと思う人はギャルゲーマーとしての素質があるので、ぜひともこちらの世界へおいでくださいませ。
 パワポケと普通のギャルゲーの違いは、「夢を売る仕事」ともいえるギャルゲーに対し、パワポケは結構辛辣な終わり方が多く、ハッピーが必ずしもハッピーエンドになるとは限らないということ。アマガミとかに慣れている人には結構きついかもね。

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