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第四十二話「舞踏会」が生まれて

トップページ > 神代ふみあき書庫 > 非赤松椎名系作品 > フレデリカとゼロ魔 > 第四十二話「舞踏会」が生まれて




 
そういえば、初めの舞踏会も次の舞踏会も入れていませんでしたw


第四十二話「舞踏会」が生まれて

 最終日の舞踏会に間に合うように準備していたものが、間に合ったみたいなのです。
 それは、王家の秘宝。
 その秘宝を使えば、想い描いた理想の姿になれるのです。
 まぁ、スレイプニィル舞踏会の焼き直しなのですが、各国のみなさんは経験のないことですし、平民のみなさんも参加できるんで、面白いかなーとおもったのですが・・・・






「うわー、やっぱフレデリカ率たっか~」

 ルイズはカトレア様に、カトレア様はルイズになっているのです。

「ま、仕方ないでしょ? 見た目は最強だし」

 エレオノール様は何故かウチの母上、で母上はそのまま。
 母上がふたリーとか思ったのですが、わりと一目でわかるものですね。
 母上がツンデレになった感じがするのです。

「どうどう、なつかしいでしょ、リカちゃん」
「ふふふ、結構覚えてるものですね」

 詩ぃと魅ぃは、向こうの自分、園崎姉妹の格好なのですが、

「詩ぃは何でバイトの格好なのですか?」
「・・・こっちの方がイメージしやすかったんです」

 ご愁傷様なのです。

 ・・・・・・・・・ところで、レナ。

「なにかな、リカちゃん」
「鉈は標準装備なのですか?」
「うん、これがないとレナじゃない気がするんだよ~」
「・・・・・・・」

 恐ろしいことからは視線を逸らす、これはヴァリエールで学んだ事なのですよ。

 で、タバサ、キュルケ、モンモランシー、ジョゼット、イザベラ様、ティファニア、そしてイザベラメイド隊のみなさん、全員・・・・

「僕ですか」
「フレデリカだって、自分の姿だろ?」
「ぼくのは、向こうでの自分なのです。だから、この体は幼女版なのですよ?」

 僕のその一言に、なぜか血走る瞳の母上。

「ふーちゃん、それ本当?」
「・・・事実なのですよ」
「ふ~~~~~ん・・・・・」

 にっこりほほえんだ母上は、陰をにじませる表情で「ぱちり」と指を鳴らしました。

「・・・ダイアン」
「ここに」
「フレデリカ装備「乙女」を開封します」
「奥様、それでは・・・」
「リステナーデ「乙女」騎士団、最善を成しなさい」
「「「「「御意」」」」」

 ふわっ、気づけば別宅のメイド全員が僕を取り囲んでいるのです!!

「ぼっちゃま、いえ「お嬢様」、お召し替えを」

「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待つのです。どういうことなのですか、母上」

 思わず母上をみると、何故か周囲の人々とスクラムを組んでいます。
 不吉としか思えないのですよ!

「・・・大丈夫よ、ふーちゃん。この千載一遇のチャンスをものにするために、根回ししてるだけだから」
「だから、何をするつもりなのですか、母上!」
「ふふふふふふふふふふ」

「いやーーーーーー、なのですよーーーーー!!」









 汚されたのです。




 服装も下着も、あらゆるものを女性もので統一させられて、ファッションショーをさせっれたのです。

 最後にゃ、歌まで歌わせられて。

 向こうのアイドルみたいな衣装が、いつの間にかできあがっていて、それを着て「大和撫子七変化」と「木枯らしに抱かれて」の二大姫曲まで歌ってしまったのです。
 母上は「あんみつ姫」系がお好みで、実家でも歌ったのですが、こんな大勢の前で歌うだなんて思いもしなかったのです。

 母上、恨むのですよ。

 絶望的に暗い気持ちになったのですが、あんなににもうれしそうな母上の顔を見ると、恨み言をいえるわけもなく、一人寝室で涙するのです。

「・・・大丈夫、可愛かったから」

 ターバーサー、空気よめ、なのですぅ~~~~。
 というか、ごく自然に僕の寝室に同化してるタバサ、恐ろしい娘、なのです。
 全くその存在を感じなかったのですよ。

「あら、じゃぁ、私の気配も感じなかったのしら?」
「か、か、カトレア姉様、なんでぇ!?」

 ふふふ、と軽く笑うカトレア姉様ですが、にじみ出る黒い気配は消えていないのです!

「ほら、ルイズと違って学院にいない私の接点って少ないじゃない?」

 しゅる、となぜか服を脱ぎ始めるカトレア姉様。

「だから、このへんで、すこし、リードしておこうかなーって・・・・」




 緊急転移!!!




「やばいのですよ、ほんとに」

 思わず屋根の上に偏在と入れ替わりで転移する「微塵隠れの術」をつかってしまったのです。
 この技はラ・ヴァリエールで多用していたので、カトレア姉様はわかってくれるでしょう。
 しかし、健康になったカトレア姉様は活発的過ぎなのです。
 あれでは捕食獣のたぐいなのですよ。

「っと、とっとと撤退なのです」

 つらつらバカなことを考える暇があれば、セーフハウスに逃げる、と見せかけて森にでも逃げ込んだ方がましなのです。













 目の下真っ黒になったリカちゃんが、私たちを見送りに来てくれた。
 お土産に「製紙研究及び開発に関する契約」というトンでもないものまで渡されて。
 レナも、同行者とともに信じられないほどの量の本を持ち帰っており、ホクホクであった。
 この「学園祭」来て得られたものは多い。
 あの瞬間からこちらに来られた人間がいたことが驚きだし、これなら、と希望も持てた。

 圭ちゃんとサトコ。

 絶対に領地を回復させて、二人を捜そうと心から思った。

「おねえ」
「わかってる、あんたも協力してよね」
「サトシ君も探します」
「・・・あー、絶対見つけるよ、うん」

 さすが、我が妹、空気よめねー。

「魅ぃ、詩ぃ、必ず、成功させるのです」
「「うん」」

 にっこり微笑むリカちゃん、すんげーやつれてんだけど。

「ねぇ、昨日何かあったの?」
「・・・肉食獣達から逃げ回ってたのですよ」
「・・・ああ、なるほど、ね」

 まぁ、モテるんだから文句は言わない。

「僕も男なので、決める前に「キメ」られるのは困るのです」

 結構うまいこというね、リカちゃん

「では、名残も惜しいですが、そろそろいきます、リカちゃま」











 ゲルマニア組とエルフ組が旅だった後、ティファニアを送るためにロングビルさんが旅立ち、ジョゼット三等兵をつれたイザベラ様が、いやだいやだ帰りたくないリステナーデさんの子になるんだぁ~と駄々をこねるジョセやんを拳系の説得をして帰郷したのです。

 実に心温まる光景なのです。

 大騒ぎで始まった「学園祭」も、大成功のウチに終わり、トリステイン貴族の意識の中に何らかの楔を打つことができたのではないかと思うのです。
 それが吉と出ることを心から祈る僕なのです。






「で、収支は?」と、ルイズ。
「大黒字なのです」と僕。

 あー、なんら疚しいことはしていないのですよ?
 でも、儲けられるときに儲けないのは、官僚とバカだけなのです。
 ええ、鉄板なのですよ?

「じゃ、次は「体育祭」かしら?」
「あれは一般観戦できないのです」

 というわけで、観戦外交を出来るというネタということで、枢機卿に恩を売るのです。
 鳥の骨らしい使用法を考えるはずなのです。

「じゃ、フライ魔法でする「競技」は?」

 平民少年が実はスクエアメイジの家系で、真実を知った少年が魔法学校に入って友情を育むという物語の中で語られる競技のことですね?

「一国だけでやるのはつまらないのです。各国で精鋭チームを作って、戦争の代わりに勝敗を決めるのですよ」

 軍事にかける予算でチーム強化しそうで怖いのですが、それはそれでおもしろいのです。

「・・・という物語なのね」
「おもしろいと思うのですよ?」

 実際は無理なのはわかってるのですが、それでも国粋主義を軍事にだけ求めるよりは、結構健康的だとおもうのです。

「ま、草稿がかけたら見せてよね」
「結構書き進んでるのです」
「もう書いてるの!?」
「ふふふ」

 さすがルイズなのです。
 ボケ拾いには天性の才能があるのです。
 これなら大阪に生まれてもノビノビ生きられるのですよ。


うちのフレデリカはマザコンですw


※今回の元ネタ
「あんみつ姫」系 ・・・ 80年代アイドル 小泉今日子、キョンキョン
 平民少年が実はスクエアメイジの家系で、真実を知った少年が魔法学校に入って友情を育む ・・・ 汚くない「ハリィ」の方
物語の中で語られる競技 ・・・ 箒に乗ってやる、あれw
「・・・という物語なのね」・・・元ネタ多数

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