最終更新: 2013/11/08 12:03

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楽天優勝セールで不当表示 約20店舗、1,000商品にのぼる可能性

77%の大幅値引きをうたった、楽天の優勝セール。その一部が不当な表示だった疑いが浮上した。楽天は7日午後、その数がおよそ20店舗、およそ1,000の商品にのぼる可能性があることを明らかにした。
球団創設9年目で、初の日本一に輝いた、東北楽天ゴールデンイーグルス。
インターネット通販サイト「楽天市場」では、「楽天日本一 大セール」を、7日未明まで開催していた。
その目玉は、星野監督の背番号にちなんだ「77%オフ」の大幅値引き商品だったが、セールの価格表示をめぐり、ある問題が起きていた。
街では、「ちょっと、ひどいですね」、「楽天ファンなので、ちょっとがっかりですよね」との声が聞かれた。
京都の老舗和菓子店が作る「抹茶しゅーくりーむ」。
問題は4日、客からの問い合わせで発覚した。
「茶游堂」の林屋和成社長は「『1個1,200円でシュークリーム売ってはりますか?』というようなお電話だったんです。わたしどもも、びっくりしまして。(客が)『楽天の77%オフというところで、10個で1万2,000円(のところ)、売価が2,600円と載っているけど、これほんまか』と」と話した。
このシュークリーム10個セットは、以前から2,625円で販売している。
ところが、今回のセールでは、通常価格1万2,000円が、77%オフで2,600円として販売されていた。
つまり、普段とほぼ同じ価格で販売しながら、通常価格の表示だけを不当に引き上げ、あたかも、77%の大幅値引きをしたかのように見せかけた疑いがある。
しかし、製造元の和菓子店では、寝耳に水の事態に困惑していた。
林屋社長は「私どもの会社として、『茶游堂』の名前が出ておりますし、『楽天・茶游堂サギ』みたいな形で報道されて、ちょっと困ったなと」と話した。
楽天の優勝セールでシュークリームを販売したのは、菓子店が商品を卸していた北海道のネット通販業者だった。
通販業者は、FNNの取材に対し、「商品をウェブサイトにアップした際に、手違いで価格を表示した。2時間ほどで消したので、こんな騒動になるとは思わなかった」とコメントした。
林屋社長は「わたしになんぼ謝罪されても、追いつかない話になっている。極端には、全国民に対して謝罪してほしい」と話した。
楽天では、ほかにも「iPhone 4S」の通常価格が43万円以上と表示されたケースや、するめの通常価格が、ほかのサイトの2倍近く、高く表示されていたケースなどを確認。
およそ20店舗、1,000商品で、不適切な価格表示の可能性があったことを明らかにした。
街の人は、「(インターネットは)気づきようが、なかなかない」、「価格が確認しづらいので、お店で買った方が信用できるかな」と話した。
そして午後、楽天の三木谷 浩史社長は「正式な日本一セールは、厳正なる審査をしていた。それに便乗する『勝手セール』をやっている店舗があったと」と述べた。
消費者庁では、景品表示法のガイドラインで、割引率を表示する場合、もととなる価格は、セールの直近の2カ月間に、その価格で販売した実績が必要だとして、今回のケースは、法律に違反するおそれがあるとしている。

(11/07 18:35)


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