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【格闘技】

山中が予備検診 ボディー攻める!

2013年11月8日 紙面から

挑戦者ゲバラが診察を受ける様子をながめる王者山中慎介(左)=東京都内のホテルで

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 WBC世界バンタム級タイトルマッチ(10日、東京・両国国技館)の予備検診が7日、東京都内で行われ、王者山中慎介(31)=帝拳、挑戦者の同級8位アルベルト・ゲバラ(23)=メキシコ=はともに異常なしと診断された。亀田兄弟との王座統一戦も現実味を帯びてきた山中にとっては、内容も問われる一戦となる。

 挑戦者のゲバラは、弁護士を目指しているインテリボクサー。これまでと毛色の違う挑戦者に、山中は「確かに頭は良さそうだが、全体的に小柄に見えた」と感想を語った。撮影の際に後ろから腹筋をのぞき込んで鍛え具合を見るなど、ちゃめっ気たっぷりの余裕をのぞかせた。

 山中は身長で3センチ、リーチで4センチゲバラを上回った。ただ、胸囲は山中が前回より2センチ大きくした84センチだったが、ゲバラは92センチと大きく上回った。18勝(6KO)1敗の戦績からも、打たれ強さはありそう。それでも大和心トレーナーは腹筋を見て鍛え不足を指摘。山中も「下を狙っていくのも作戦の一つ」とボディー攻撃を戦略の一つに挙げた。

 減量はリミットにあと1・5キロで「予定通り」と山中。世界戦で初めての右相手だが、フィリピンから招聘(しょうへい)したパートナーと100ラウンドをこなした。「もう右にも慣れた。不安はない」と万全をアピールした。

 待望されている亀田兄弟との王座統一戦へ向けて、内容も大事な一戦となる。「神の左」をさく裂させ、5度目の防衛を果たす。 (山崎照朝)

 

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