政治サミット開催主導せず 日本、韓国に失望「放置するしかない」2013.11.8 08:15

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サミット開催主導せず 日本、韓国に失望「放置するしかない」

2013.11.8 08:15 韓国

 日中韓次官級協議で、年内の3カ国首脳会談(日中韓サミット)の開催に見通しが立たなかったことで、日本政府は議長国・韓国への失望感を強めている。韓国は当初、5月のソウル開催に前向きだったが、中国が日中関係の悪化を理由に断るとあっさり断念。イニシアチブを発揮していない。朴槿恵(パク・クネ)大統領は対日批判のトーンを強めており、日本政府関係者は「当面、放置するしかない」とさじを投げつつある。今回の次官級協議は韓国側が提案した。日本は来年、日中韓サミットの議長国となることもあり、年内のソウルでの開催を求めているが、日韓外交筋によると、韓国側は打ち合わせ段階から「中国が消極的だ」とし、調整を主導する気配をみせなかったという。

 朴氏は4日放送の英BBC放送のインタビューで、安倍晋三首相の歴史認識を批判し、「(会談で)得るものはない」と断言。外務省幹部は7日、日本の農水産物の輸入規制などを念頭に「次々と問題が出てくる」とため息をついた。

 別の政府関係者は「関係の冷え込みにもかかわらず、中国は経済交流を分ける節があるが、韓国はあまりにも感情的だ」とし、日中関係の改善を優先する構えもみせる。(水内茂幸)

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