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【サッカー】ザック督監 勝敗は二の次 「試合は勝つこと目標じゃない」2013年11月8日 紙面から
日本サッカー協会は7日、ベルギー遠征でオランダ戦(16日・ゲンク)、ベルギー戦(現地時間19日・ブリュッセル)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。MF本田圭佑(27)=CSKAモスクワ、FW香川真司(24)=マンチェスター・ユナイテッド=ら欧州組12人に加え、MF高橋秀人(26)=FC東京、FW大迫勇也(23)=鹿島=が復帰した。今年6月にW杯出場権を獲得後は苦戦が続くが、ザッケローニ監督は「この数試合を勝つことが目標ではない」と強調した。 会見の冒頭、日本サッカー協会の原博実技術委員長が就任後初めて、ザッケローニ監督に対する異例とも言える呼び掛けをした。 「現場スタッフ、選手にお願いしたいのは持っている力を存分に発揮して、どのくらい通用するのか怖がらずにピッチの上で出してほしいということ。11月の2試合を無駄にすることなく、良い競争をチーム内でもやってほしい」 10月の東欧遠征ではセルビア、ベラルーシに切り崩されて2連敗を喫した。追い求めたはずの試合内容にも見るべき点はなく、コンフェデレーションズ杯(ブラジル)以降の“停滞”現象は改善される気配がない。その危機感が原委員長の言葉ににじんでいた。 しかし、指揮官は相変わらずだ。「どこが通用したのか。何が通用しないのか。そこで結果が出なくても冷静に自分たちの力をテストしにいきたい気持ちが強い」とテストマッチであることを強調。さらに「結果論に左右されるのではなく、原因を探っていくのが監督の仕事」と言い、「良いプレーをしているチームは長い目で見れば結果を残せる」と言い切った。 好調な川崎FW大久保、新潟FW川又ら新戦力の選出も期待されたが、目新しいメンバーの入れ替えもなく布陣、戦い方に関しても変更なし。「日本人の持っている特徴を最大限に生かしたサッカーをしていく」と方針貫徹を強調した。 勝てないうえに内容も伴わないチームの指揮官が、戦う前から勝敗を度外視。ならば、相手が強豪であろうと周囲を黙らせるようなゲーム、プレーを披露してもらいたいものだ。 (松岡祐司) PR情報
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