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西武・涌井秀章投手(27)が7日、都内のホテルで飯田球団専務と会談し、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権の申請文書を提出した。「他球団の話を聞いてみたい」と説明。移籍先は恩師の伊東勤監督(51)が率いるロッテが最有力だが、楽天が獲得へ本格調査を進めていることが判明。今オフにもポスティングシステム(入札制度)によるメジャー挑戦の可能性が高い田中将大投手(25)の穴を埋める戦力として期待している。
球団側にFA権行使を伝えた涌井は、無数のフラッシュを浴びながら心境を明かした。「せっかく自分で取った権利なので、他球団の話も聞いてみたい。必要としてくれるところでプレーするのがいいと思うので、そこがまず第一の条件です。良いところも悪いところも、自分と対戦してどう思っているか聞きたい」。慎重に言葉を選び、行使する理由を説明した。
希望する役割には「ここ2年、先発でしっかりやれていないが、先発でやれたらいい」と改めて言った。今季は不振が長引き、8月下旬には先発から外れた。シーズン終盤は抑えとして球団新の10試合連続登板をマークし、CS進出に貢献。クローザーへの適性は高いが、先発へのこだわりは捨てておらず、決断のための重要な要素になる。
FA移籍する場合、最有力となるのがロッテだ。入団時の指揮官である伊東監督が涌井獲得を熱望している。ただ、「先発・涌井」を欲している球団は、他にもあった。楽天だった。
球団首脳は、「先発と内野手が補強ポイント。先発としてトップクラスの評価をしている」と獲得へ本格調査を進めていることを明かした。シーズン24勝無敗の絶対的エース・田中が今オフにもメジャー挑戦し、チームを去る可能性が高い。15勝の則本に続く先発は6勝の美馬だが、シーズンを通じて活躍できておらず、先発補強は急務だ。涌井は08年の北京五輪、星野監督の下でフル稼働するなど、闘将も実力を認めている。
西武はFA宣言しての残留を認め、涌井も「出ることが前提ではない」と話すが、先発の確約はしておらず、移籍は確実な情勢だ。「期限ギリギリまでしっかり考えて、悩んで、結論を出したい」。来季のホームは出身地の千葉か、あるいは杜(もり)の都か。争奪戦のゴングが鳴った。
◆涌井 秀章(わくい・ひであき)1986年6月21日、千葉・松戸市生まれ。27歳。横浜高2年時の03年センバツで準V。04年夏の甲子園で8強。同年のドラフト1巡目で西武入団。最多勝に2度輝くなどエースに君臨し、09年に沢村賞を受賞。08年には北京五輪、09、13年にはWBC日本代表と国際大会でも活躍。通算成績は272試合に登板。85勝73敗37セーブ。185センチ、85キロ。右投右打。独身。推定年俸2億2000万円。
(2013年11月8日06時03分 スポーツ報知)
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