楽天市場２０店１０００点不当表示　Ｖセール７７％引き見せかけ

　楽天は７日、インターネット商店街「楽天市場」で開催したプロ野球・楽天イーグルスの日本一記念セールで、出店する２０数店舗が計約１０００点の商品の通常価格を引き上げ、大幅に割引したように見せる不当表示をした可能性があると発表した。

　セールは楽天が日本一に輝いた３日夜から７日未明まで行われ、星野仙一監督の背番号７７にちなんだ最高７７％の値引き商品を目玉とした。ところが一部店舗で、通常価格２６２５円で販売していた１０個入りシュークリームを「１万２０００円が２６００円に」と表示したケースがあったり、通常９８００円のスルメイカを１万７３１０円と表示した上で３９８０円で販売する例も。中には、スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ　４Ｓ」の通常価格を４３万３９１５円とした店舗もあった。

　楽天市場の広報担当者によると、セール開催にあたり各店舗から販売商品のエントリーを受け付け、価格についてもチェックをしたが、実際にはエントリー外の商品も販売されたと説明。「約４万１０００店舗と契約し、商品は１億点以上ある。全てをチェックするのは不可能」とした。これを受け、当該店舗を一時閉店し、一部についてはサイトからの退店措置も検討しているという。

　三木谷浩史社長は「正式な日本一セールは厳正なる審査をしていた。勝手セールをやっている店舗があったということで調査している」と弁明した。

（2013年11月8日06時03分  スポーツ報知）

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