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打ち上げ成功!若田さん宇宙へ出発 日本人初の船長に

打ち上げられるロケット
若田光一さんらを乗せ、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられるソユーズ宇宙船搭載のロケット
Photo By 共同

 国際宇宙ステーションで日本人初の船長となる若田光一さん(50)ら3人搭乗のソユーズ宇宙船が、7日午前10時14分(日本時間午後1時14分)、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。ソユーズは約9分後に予定通りロケットから分離され、打ち上げは成功した。

 ステーションの運用は米国とロシアが主導しており、若田さんの船長就任はアジア初となる。日本の宇宙開発史に大きな一歩を刻む打ち上げだ。

 若田さんの宇宙飛行は4回目で、ステーションの長期滞在は2009年以来2回目。今回は来年5月まで半年滞在し、後半の約2カ月間、39代目の船長を務める。38代目までの船長のうち、米国とロシア以外から選ばれたのは、カナダと欧州から1人ずつ。

 若田さんは7日午前4時すぎ、ソユーズに同乗するロシアのミハイル・チューリン飛行士(53)と米航空宇宙局(NASA)のリチャード・マストラキオ飛行士(53)と共にホテルを出て、元気に手を振り迎えのバスに乗り込んだ。宇宙服を着用して宇宙基地での出発式に臨み、観客に「行ってきます。頑張ります」と笑顔であいさつした。

 ソユーズは、ソチ冬季五輪の開会式で聖火台に点火する最終トーチを搭載。打ち上げから約6時間後の日本時間7日夜、高度約400キロのステーションに到着する。

 若田さんは滞在中、高解像度4Kカメラでアイソン彗星を撮影するほか、東大などが開発した超小型衛星の放出や、マウスの凍結精子で宇宙放射線の影響を調べる山梨大の実験にも取り組む。(共同)

[ 2013年11月7日 13:21 ]

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