【フィギュア】真央、３回転半成功！大輔も４回転決め復調

公開練習で、調整する浅田真央

　フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ第４戦、ＮＨＫ杯は８日、東京・国立代々木競技場で開幕する。日本勢は７日、東京都内のホテルで記者会見し、ＧＰ第１戦のスケートアメリカで優勝した女子の浅田真央（２３）＝中京大＝が「トリプルアクセル（３回転半ジャンプ）が一番大事になってくる。そこでいい流れをつくれれば」と決意を語った。

　男子は第１戦４位と出遅れた高橋大輔（２７）＝関大大学院＝が「調子は今シーズンで一番いい。自信を取り戻す演技をしたい」と巻き返しを誓い、織田信成（２６）＝関大大学院＝が「しっかりジャンプを決めて、目標のＧＰ（上位６人の）ファイナルに行けるようにしたい」と意気込んだ。会場では公式練習が行われ、好調な浅田は３回転半を何度も成功させ、高橋と織田は４回転を決めた。

　初日は男女ショートプログラム（ＳＰ）などが行われ、女子は浅田が８番、鈴木明子（２８）＝邦和スポーツランド＝が最終９番、ＧＰデビューとなる宮原知子（１５）＝関大高＝が１番滑走。男子は高橋が最終９番、織田が６番、無良崇人（２２）＝岡山国際スケートリンク＝が７番で演技する。

　浅田真央「１段でも２段でも階段を上れる試合にしたい。（手直しした）ＳＰは愛あふれるノクターンを、スケートアメリカよりもレベルアップした滑りでできればいい」

　鈴木明子「練習でいい２連続３回転ジャンプが跳べたので、このイメージのまま本番に臨みたい。ファイナル進出が決まる滑りをすることが目標」

　高橋大輔「今季は自信がないところがあったり、演技が振るわない自分がいたりした。自信を取り戻せるように、優勝を目指したい。気持ちの入った練習ができた」

　織田信成「ＧＰファイナルに行けるようにしたい。自信を持って臨めば大丈夫だと信じている。練習で４回転（ジャンプ）は決めているので、あとは本番の勝負」