2013年11月7日09時18分
【バイコヌール=波多野陽】ロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーションに向かう若田光一さん(50)は、打ち上げ当日の7日、滞在中のカザフスタン・バイコヌール宇宙基地の飛行士専用のホテルで、現地時間午前1時半に起床。打ち上げ成功を祈願し、ロシア流の縁起担ぎのイベントをこなした。
まず、ホテルのドアに自筆のサイン。続いて、ロシア正教の聖職者から清めの水をかけられた。同行している宇宙飛行士の古川聡さんによると、びしょぬれになるほどの量だったという。
その後、身支度をしてホテルから姿を現し、バスに乗り込んで、見守る家族や関係者に手を振った。このときにかかっていた軽快な音楽は、30年以上前のロシアのポップス。ロシアの宇宙飛行士は何十年も、この音楽でホテルから出るのがしきたりになっている。
この後は、宇宙服を着て飛行士出発式に臨み、発射点に向けて出発。宇宙船に乗り込み、午前10時14分(日本時間午後1時14分)に打ち上げられる予定。
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!