若田さんのソユーズ 打ち上げ成功11月7日 13時32分
日本人として初めて国際宇宙ステーションの船長を務める若田光一さんを乗せたロシアの宇宙船「ソユーズ」が、日本時間の7日午後1時14分、中央アジアのカザフスタンから打ち上げられました。
「ソユーズ」はおよそ9分後に地球を回る軌道に入り、打ち上げは成功しました。
若田さんは日本時間の午前7時すぎに、中央アジア・カザフスタンの宿泊先のホテルを出発し、専用のバスでバイコヌール宇宙基地に向かいました。
そこで宇宙服に着替えるなど準備を整えたあと、ロシアとアメリカの宇宙飛行士と共に、午前11時ごろ、宇宙船に乗り込みました。
「ソユーズ」を載せたロケットは、打ち上げの10秒前にエンジンが点火され、午後1時14分、ごう音とともに発射台を離れました。
ロケットはオレンジ色の光を放ちながら上昇を続け、燃焼を終えた1段目から3段目までを次々と切り離していきました。
そして、打ち上げからおよそ9分後、高度200キロ付近で予定どおり、「ソユーズ」を切り離し、打ち上げは成功しました。
宇宙船の中の様子は生中継され、若田さんは座った状態で、打ち上げの手順書に目を通すとともに、カメラに向かって手を振っていました。
「ソユーズ」はこのあと、打ち上げからおよそ6時間後の日本時間の午後7時半ごろ、国際宇宙ステーションとドッキングする予定です。
若田さんの宇宙飛行は4度目で、今回はおよそ半年間、国際宇宙ステーションに滞在します。
このうち、後半の2か月ほどは、日本人として初めて船長も務めることになっています。
また、宇宙滞在中には高性能カメラを使ったすい星の撮影や、無重力が骨に与える影響を調べるメダカを使った実験を行うほか、日本とベトナムが共同開発した超小型衛星の放出なども担当します。
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