井岡との対戦を熱望した怪物ロマゴン=東京都新宿区の帝拳ジムで
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井岡よ、俺と闘え−。WBC世界バンタム級タイトルマッチ(10日、東京・両国国技館)の前座でノンタイトル10回戦を行う“ロマゴン”ことWBA世界ライトフライ級スーパー王者ローマン・ゴンサレス(26)=ニカラグア、帝拳=が6日、東京都内のジムで練習を公開。その場でWBA同級正規王者井岡一翔(井岡)との統一戦を熱望した。
「戦いたい日本人? イオカだよ。もちろん勝つ自信はある」
ボクシング界には怪物と形容される選手が何人もいるが、ロマゴンこそ正真正銘の怪物。目下36戦全勝30KO。WBAでは5〜10回防衛した王者、または他団体と王座を統一した王者を「スーパー王者」に格上げする。井岡はいわば“後釜”だ。昨年11月のV5後、対戦候補に恐れられてタイトル戦を行っておらず、「誰も俺とやってくれないんだ」と欲求不満気味だ。
正規王者井岡は年末に防衛戦を控えているので、対戦が実現するとしても来年以降。ロマゴンの要求を受け入れるのか。 (竹下陽二)
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