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【サッカー】

香川 CL男だ! 左サイドで、トップ下で輝く

2013年11月7日 紙面から

レアル・ソシエダード戦の後半、パスを出すマンチェスターUの香川(中央)=サンセバスチャンで(共同)

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◇欧州CL1次リーグ第4節 Rソシエダード0−0マンチェスターU

 【マンチェスター(英国)原田公樹】欧州チャンピオンズリーグ(CL)は5日、1次リーグ8試合を行い、D組で本田圭佑(27)のCSKAモスクワ(ロシア)は敵地でマンチェスター・シティー(イングランド)に2−5で敗れ、敗退が決まった。マンCは決勝トーナメント進出を確定した。A組でMF香川真司(24)のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はアウェーでレアル・ソシエダード(スペイン)と0−0で引き分け、勝ち点8で首位を守った。香川は左MFで先発し、後半途中からトップ下。何度も好機をつくり、終了直前に交代した。

 スペインの地で香川が輝いた。特に、味方の選手交代によって左MFからトップ下へとポジションを移した後半18分以降に“らしさ”を発揮。ゴールこそ奪えなかったが、何度も好機をつくり出した。

 まずは後半20分、MFヤングにつなぎ、FWファンペルシーのポスト直撃シュートを引き出す。同23分には右サイドのファンペルシーにロングパスを通してゴール前に走り込んだが、ファンペルシーからのラストパスに対して、わずかに届かなかった。香川は顔を覆いながらピッチに膝をつき、悔しそうに天を仰いだ。

 さらにその直後、ヤングとの連係からPKを獲得。ところがファンペルシーのキックは相手GKの指先をかすめ、またもポストに嫌われた。

 結局最後までゴールは生まれず、スコアレスドローで終了。しかし、積極的なチャレンジによってゴール前でのスリリングなシーンをいくつも演出した香川は、攻撃陣の核として際立っていた。それでも香川は「チャンスはあったし、それを決めきれれば、勝てた試合だった」と悔しさをにじませた。

 徐々にプレー機会が増えてきたが、今季の公式戦ではいまだ無得点。「もっと存在感を出していくにはやっぱり結果しかない。(足りないのは)シュートの精度。キレだったり、スピード感といったものももっと出していきたい」。待望のシーズン初ゴールに向け、意欲を口にした。 (サンセバスチャン、工藤拓)

 

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