真央「愛溢れるノクターンを見せる」
フィギュアNHK杯出場選手前日会見
その一方で高橋は、「今シーズンは自信がなく、気持ちが入っていない自分がいた。自信を取り戻すために、パーフェクトな演技で優勝したい」とコメント。スケートアメリカで4位に終わった雪辱を果たす構えを見せた。また今季がシニアGPシリーズのデビューで、NHK杯が初陣となる宮原知子(関大高)は「緊張に負けないで、SPから思い切った演技をしたい」と、力強く語った。
以下、選手たちのコメント。
浅田真央(中京大)
SPとFSともに集中して自分のいまできることをすべて出したいと思います。3アクセルが一番大事になってくると思うので、そこで良い流れを作れれば。今季は2試合が終わりましたけど、まだ3アクセルと3回転+3回転がうまく決まっていないので、それをフリースケーティング(FS)で跳びたいという気持ちです。また1段でも2段でも階段を上れるような試合ができるようにしたいです。スケートアメリカでは、SPはまずまずの演技ができました。FSは最初に大きな転倒をしてしまい、少し自分の気持ちが守りに入ってしまったので、アクセルは大事ですけど、そこからどれだけ自分が目指しているレベルで臨めるかだと思います。FSは今回、3回転+3回転やアクセルを入れられるように頑張りたいです。
(SPのノクターンの演技構成を変えたが)スピンのポジション、ジャンプとジャンプのステップ、ストレートラインステップを直しました。このノクターンは「初恋」をテーマにしていましたが、ローリー(・ニコル)から「初恋だけじゃなくいろいろな景色を持っている」と言われたので、スケートアメリカよりもレベルアップした愛溢れるノクターンを見せることができたらいいなと思います。
高橋大輔(関大大学院)
今シーズンはちょっと自信がなく、演技が振るわない自分がいたので、このNHK杯で自信を取り戻すための演技がしたいと思います。それと現状では厳しいかもしれないですけど、優勝目指して頑張っていきたいです。調子としては今季一番良い状態。明日は気持ちで負けないように、前向きに攻めていければと思います。パーフェクトな演技で、優勝を想像して臨んでいきます。何が何でも今大会でやり遂げたい。自信を取り戻すために今大会をパーフェクトにしたいです。
(スケートアメリカからどこを改善してきた?)細かいところはないんですけど、ジャンプがパンクするくせがついていたので、何があってもしめきるということを考えて今回練習してきました。プログラムを何回も通したり、スピンを変えたり、SPも少しオーダーを変えたので、いまできることを精いっぱいやってきたつもりです。
(五輪出場に向けて)いまの自分自身の状況としては、ほかの日本人選手より一歩も二歩も出遅れている状況だと思います。全員を意識しています。五輪を狙う気持ちは、シーズンオフからインにかけては僕が一番小さかったんじゃないかなというふうに思います。ほかの日本人選手は気持ちの面でも滑りの面でもレベルアップしてきている。出場枠を取るためには、自信がないのでまずはそれを取り戻さないといけない。ジャンプだけだと思うので、そこが戻ってくれば自信は取り戻せる。とりあえず五輪まで時間がないので、スタートは遅いと思いますけど、しっかりやっていくしかないです。
鈴木明子(邦和スポーツランド)
今回はスケートカナダから時間がなかったんですが、ミスやレベルを落としてしまった部分をしっかりと滑れるようにして、日本のファンの皆さんにこのプログラムをまた見たいと思ってもらえるような滑りをしたいと思います。今朝の練習ではリズムが少しとれなかったんですけど、午後は良い3回転+3回転が跳べたので、このまま本番に臨めるようにしたいです。NHK杯は初めてGPシリーズで出た大会でした。最後のシーズンと位置づけた今季にまたNHK杯で滑れるということで縁を感じますし、うれしいことです。この試合でファイナル進が決まるように、そういう滑りをすることが目標ですが、まずはいま自分ができる精いっぱいの演技をできるようにベストを尽くすことが大事だと思っています。
織田信成(関西大学大学院)
今回の抱負はしっかりジャンプを決めて、GPファイナルへ行けるようにすることです。朝の練習では疲れが出てしまって4回転ジャンプがうまくいかなかったんですけど、午後は体調も良く練習できました。体調を崩さず、自信を持って臨めば大丈夫だと信じています。スケートを楽しく滑ることが今季のテーマであるので、今大会もそれを大事にして滑りたいです。NHK杯は5年ぶりで、日本での国際大会も久しぶりなので、思い切った演技ができればいいなと思います。ソチ五輪をめぐる争いは厳しい。どの選手を見ても調子が上がってきているし、練習で4回転を決めているので、あとは本番での勝負。そこでしっかりジャンプを決めることがポイントかなと。練習でやってきたことを信じて思い切りやることが大切かなと思います。
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2013年11月8日0時15分 更新
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