超★新鮮たいやき
タイトルを見て「生焼けのタイヤキかぁ、まずそ〜」と思われたかもしれないけど、残念、ハズレ。
つか、その方がマシだったような気がするデスよ。
早い時間に仕事が終わって電車で帰宅。
会社で夕ご飯を食べなかったから小腹は空いている。
『次は下高井戸か・・・・』
『 ! 』
『そうだ・・・・・”たつみや”のたいやきを食おう。
何ヶ月ぶりだろう・・・・・・』
と思い立ち、アタマの中をそこのたいやきでいっぱいにして行ったら、本日の営業時間は終わり済みな罠。
あー、そういやここって繁盛っぷりが半端なくて6時とかに閉めちゃうんだっけ。ぬぬぬ、おのれー。
『身も心もあのタイヤキになっていたのになぁ』
ボヤキながら駅まで戻ったものの、食べれないとなると一層食べたくなるというのが人のサガ。
駅前でたいやき焼いてた店は大判焼きとタコヤキのみになってしまっていて、『たいやきが食べたい』という衝動を満足させてくれそうにはない。
『あーもーたいやきなら冷凍食品でもいいやー』とスーパーに行ったところ無事たいやきは見つかったのですが。
見つかったのですがね?
賞味期限偽装問題が頻発するように「新鮮さが偏重される」風潮が蔓延してることはわかるけど。
冷凍たいやきに
『活鯛入り』とか、意味分かんねぇですから。
うぐぐ、ま、まぁ、鯛入りって言ったってほんの少量をあんこにペースト状にして混ぜ込んでるだけかもしれないし。あ、いや、入ってるとしたらたいやきの皮の方にか?? うんうん、皮に入ってる方が無難だよね?
とりあえずスーパーで普通に売られてるものだし、ちょっと不安が残るけど、購入〜。
<開封>
ふむ、見た目はまともですよ?
さて。
とりあえず電子レンジでチンする前に鯛の所在を確認しておくことに。
たいやきの皮に鯛を練り込んでるとしたら特に見た目には影響出ないだろうけど、すり身をあんに混ぜてたら流石に色が白っぽくなるんと違うかな?
などと予想しつつ、包丁でアタマを落とし三枚おろしにして中身を確認〜♪
<たいやきの開き>
中には。
鯛の。
刺身。
ぎぁあああああああああああああああああああああああっ!!
まんまか!
まんま刺身をぶち込んだだけか!!!
確かに『活鯛入り
』の表示どおりではあるけれど!
完全に<鮮魚>のレベルじゃねぇかっ!!
と思ったらしっかりと
『具材(鮮魚・鯛)』 と書いある罠。
はは・・・・、ははは、鮮魚。 鮮魚か。
鮮魚なら仕方ないよな。
はははは・・・は
仕方ない
わけ
あるっくぁあああっ!!!
誰だこんなもんの企画通したバカと!!
販売許可出したバカわっ!!!!!!(憤怒)
<実食>
やべぇ、もう、実食前に涙目なんですが。
まぁ、あれだ。アンコ+生魚の時点でもう終了は確定なんだけど、食べ物として買ってきたものを捨てるのはアレなので泣く泣く食べることに。
ふふ、ふははっ、我の想像通りなら甘くて生臭い何か、なわけデスよ?
やべー、涙目どころか泣けてきた。
・・・・・・・。
まずは軽くひとくち。
ぱくり。
もきゅもきゅもきゅ
もきゅもきゅ
もきゅ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ? あれれ??
『マズくない! けっしてマズくないぞ!!』
試しに刺身部分だけ取り分けて食べてみる。 >> 自然解凍されてて、生臭い。
あんこと一緒に食べてみる。 >> あんこの風味が見事に鯛の生臭さを中和。
『ああうまい! なんだかなつかしい味だ』 とまでは言わないけれど。
アレレ?
ワリト
オイシイ、ヨ?
<鯛入りたいやき(実食中)>
えっとね、たいやきの腹ン中にナタデココを入れたような新食感デス。
つか、たいやきって餡がいっぱい入ってるのを売りにする店が多くて、甘さに胸焼けしがちなんだけどね?
アンコの代わりに鯛の身が入ってる分、ほど良い甘さに抑えられてて良い案配でした。
もくもくと残りのたいやきもフツーに完食。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんだろう、それなりに美味しくいただいたのに胸に込み上げてくるこの納得いかねぇ感は。
えー、あー、活鯛入りたいやき。 悪くはなかったですよ? ・・・・・・・・よ? (首をひねりながら)
モドル
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